熟成したブルゴーニュワインの味わいを楽しめる
2015年は太陽が照り付け非常に天候に恵まれた、本来なら熟成に向くヴィンテージです。
しかしこの2015年のラドワは今が飲み頃。樹齢50年を超えた古樹から採れるぶどうは若いものよりもタンニンが少なく円熟した味わいのワインを生み出します。さらにシャペルさんによればこのラドワ レブリは繊細さと果実味を生み出すことができる区画で、あえて樽で熟成させず、特有のフレッシュな果実香を生かす造りにしたそうです。
その理由が重なり、本来であれば10年以上先に飲み頃を迎えるはずの2015年のブルゴーニュワインが、まるで良質の古酒のような味わいが楽しめるようになっていたのです。
マヴィ代表の田村によれば「フランス人が好きな熟成のあじわい」。生産量が少なく日本ではあまりメジャーはない地区の「ラドワ」ですが、この機会にぜひお試しいただければと思います。
飲み頃ワインとして特別に10%ポイント還元中です。
飲んでみると美味しい。タンニンの角がきれいに取れてまろやか。そして香りには長期熟成時に現れる醤油のような要素も感じる。これはいい具合に熟成が進み、ほぼピークに達して古酒領域に入ったサインだ。ということは、このワインはまさにフランス人たちが待っていた飲み頃ということになる。
通常、ブルゴーニュの由緒正しい名称畑で穫れたピノノワールの2015年ヴィンテージが美味しく飲めるようになるのは2025年以降だ。物によっては2030年以降かもしれない。なので、もう飲み頃を迎えたこのラドワ レブリ 2015年はとてもありがたい存在といえる。ぜひ気軽に料理と合わせて飲んでいただきたい。そして広いセラーを持つフランス人達が求める熟成の味わいを知っていただければと思う。
マヴィ代表ブログより
コストパフォーマンスの非常に良いブルゴーニュ
深い色合いの輝くルビー。
煮詰めた木苺やブラックベリーの鮮やかな果実香に薔薇やスミレが調和する。さらにシナモンや紅茶、ほんのりチョコレートのニュアンス。繊細で美しい香り。
口に含むと、まず感じる鮮烈でエレガントな酸味。艶やかな果実味がそれに寄り添い、渋味はきめ細かく、口中をくるむように柔らかく広がる。
ラドワのワインは生産量も少なく日本で見かけることは少ないのですが、フランスでは人気があり、ポテンシャルの高い産地です。価格以上の力強さを感じる、コストパフォーマンスの非常に良いワインです。
造り方
平均樹齢 |
50年 |
植樹密度 |
10000本/ha |
畑の情報 |
南東部 |
土壌 |
粘土が混じった石灰粘土質 |
収穫量 |
32hl/ha |
収穫方法 |
全量手摘み |
酵母添加 |
決して行わない |
選果 |
除梗する |
フィルター |
決して行わない |
清澄 |
決して行わない |
熟成 |
ステンレスタンクで16ケ月 |
造り手の想いが詰まったワイン
現当主フランソワさんにとって理想的なワインとは、可能な限り、人の介入を必要としないワイン。
「土の営み」を尊重し、
(土壌汚染のもととなる除草剤や化学肥料は使わない。)
「ぶどうの営み」を尊重し、
(ぶどうの中に入り込むような殺虫剤や成長促進剤は使わない。味・色・香りの元となる光合成の作用を妨げない。)
そして「人間の営み」を尊重する。
(農業を通じて、農薬散布などで患う可能性がある様々な疾患を食い止める。)
ブルゴーニュという銘醸地でそれら全ての「VIE(生命の営み)」を尊重したワイン造りを実践しています。
自分たちの行動や作業工程がその土地の特性がワインに反映する。その熱い想いと行動がしっかり色・香り・味わいにも反映されています。