造り手にとって「最も重要なワイン」
淡いレモンイエロー。
香りは、レモンの砂糖漬けや青いパイナップル、ハーブ、白墨のようなミネラル感。爽やかで、華やかな香り。
口に含むと、凝縮感のある果実味とそれに負けないバランスの良い酸味がどちらも豊かで、非常に楽しめる味わい。しっかりとした構造に造りのよさを感じる。
オーストリアの爽やかな果実味を存分に楽しめる白。
オーストリア、クレムスタールの辛口白ワイン。
標準的な果実味、あらゆる状況に対応可能で多くの料理のお供に。
造り手のマントラーさんにとって「最も重要なワイン」
※レステラッセン(単一畑、訳:レスで作られた畑)
※レス
※短時間で最大2時間までのスキンコンタクト、果実の皮に付いた酵母による発酵
※スクリューキャップ
※660ケース生産
マントラーホフより
DACクレムスタール
クレムスタールはDAC産地呼称制度を適用したワイン生産地としてオーストラリアで最初に国際的に知られるようになりました。2,200ヘクタール未満のぶどう園から成るクレムスタールは、世界的に高品質でミネラル感のある白ワイン、主にグリューナー フェルトリーナーやリースリングなどで知られています。この評判は他の2つの有名な地域、ヴァッハウとカンプタール(いずれもクレムスタールの近く)とも共有しています。これら2つの地域はまだDAC産地呼称制度を採用していません。
クレムスタールワインは素晴らしいけれども、ヴァッハウやカンプタールのワインなどのように実際のところ明確には定義されていません。ワインメーカー、シュタット クレムスのフリッツ ミースバウワーやシュティフト ゲットヴァイク達は「今、DACを取得して、消費者はクレムスタールワインのぶどうやスタイルを正しく知ることになるだろうと私たちは考えています。」と言っています。
クレムスタールDACはグリューナー フェルトリーナとリースリング種だけを使用する二層構造のシステムです。ワインはアルコール度数が12-12.5%の辛口で軽いスタイル、またはアルコールが最低でも13%の辛口でしっかりした「レゼルヴェ」のどちらかとなります。
クレムスタールは2003年にシステムが導入されて以来、DACを取得したオーストリアの19のワイン生産地の中で4番目になります。他のDACの地域はヴァインフィアテル、ミッテルブルゲンラント、トライゼンタールなど、皆、国際的にはあまり知られていない評判を大きく育てようと努力しています。
レス(Loess)
レス土壌は氷河期に風によって堆積したもので、広く普及している土壌です。クレムス西部に台地を形成しています。地質学的にはとても若く6万年から1万年ぐらいです。クオーツ(石英)、長石、マイカ(雲母)、カルサイト(方解石)から成ります。後者は台木の活用に特に重要です。レスの多孔性との組み合わせは私たちのワインの基本的な個性に大きな影響を与えています。台地の良く知られた例としては中国の景観に影響を与えた広大なレス(黄砂)があります。