時間を変える、魔法の1本
世界三大フォーティファイド(酒精強化)ワインのポルトは、アペリティフ(食前酒)に最適。フランスの家庭なら、どこにでも1本は常備してあるほど。
アペリティフは、、
- 食欲が増す
- これから始まる食事への期待も喜びも増す
- 家族や仲間との会話も弾む
と食事がますます楽しくなり、イイコト尽くし。
日本にはまだ根付いていない素敵な習慣。マヴィっ子の皆さんとマヴィでぜひ広めましょう♪
ポルトなら長持ちするので少しずつゆっくり楽しめます。ディジェスティフ(食後酒)にもお勧めです。
各国での評価が非常に高い生産者の自信作
アカデミー・デュ・ヴァン講師 矢野 恒さんよりコメントいただきました!
まず何よりもこのベルベットのような質感がすばらしい。赤ピーマンのような植物香や安いポルト特有のスパイシー感などもまるでなく、純粋な果実味が感じられる。また絹のようなタンニンの滑らかさは、ワインの中で溺れてもいいと思えるほど。まだ若さはあるけれど、それだけにセラーで寝かせてこれから5年、10年と経ったときが本当に楽しみなワイン。
(2009/11/12)
アルリンド ピントゥ イ クルスさんのコメント
2000年がなぜ良かったかというと、まず1つは雨が降らなかったということ、そしてもう1つは暑さが適度であったため、ぶどうが理想的なスピードで(早くもなく遅くもなく)じっくりと熟していったということです。そのお陰で、ぶどう自身がその品種のもつ特徴、テロワールなどありとあらゆる特徴をしっかりと身に付けることができました。例えば2004年や2005年もとてもいい年だけれど暑さが激しかったので、2000年ほどの特徴を表現できるかどうか今の段階ではわからない。
その受賞暦が示す通り、カザウ ドス ジョルドスのポルトは、正真正銘の絶品。
アメリカ、フランス、ドイツ、スイス、オランダ、イギリス、果てはスロヴァキアのコンクールまで、あらゆるところで受賞。もちろんオーガニックワインのコンクールに限っているわけではありません。出品するものほぼ全てが入賞しています。
そもそも、経営者のピントゥ イ クルスさんは、大地主。育てたぶどうは、ほとんど大手メーカー(サンデマン)に卸しています。自分で醸造するのは、畑の中でも一番良いところで採れたぶどうだけ。最初から、最高のもの以外、造る気はありません。
ドメーヌのカザウ ドス ジョルドスは、トルト川流域の高度90~350m(Aクラス)に渡る谷間の村、サンジョアン ダペスキエラで43haの畑を所持しています。この村はAOCワインの1つであるドウロを産出する地域の中心に位置しています。片岩質の丘陵は、傾度が15~30度に及びます。
1994年以来、オーガニック生産を行い、Socert(ECOCERTポルトガル)の認証を受けています。ドメーヌ自体は設立以来ほぼ1世紀を迎え、その製品は国内はもちろんのこと国際的なレベルに於いても、定期的に高い評価を得ています。
その畑たるや、素人目から見ると断崖絶壁に近く、よくここでぶどうづくりが出来るものだと思ってしまうほど。
立っているだけで少々怖くなるような急勾配です。
荒々しく、石がゴロゴロしている(というか岩山がはがれたような感じ…)ような土壌ですが、きちんと耕されているおかげか、意外にも地面はふかふかとしています。
この乾燥した土地で、ぶどうは水を求めて地中深く根を張ります。寒暖の差も大きく、苦労はありますが、ぶどう栽培には向いているのです。
地形的に機械は使えないので、人力とロバ力(ロバぢから)に頼るしかありません。収穫も手で丁寧に行います。