黄金色の贅沢な味わい
グラスに注ぐと美しい黄金の色調に心が躍ります。
マンゴーやパパイヤといったエキゾチックな果実から、繊細なパイナップルを感じる香り。口当たりは滑らかで、丸みとボリューム感があります。
過熟したぶどうを手摘みで収穫し、丁寧に造り上げた1本です。
食前酒として、あるいはフォアグラのブリオッシュ、サーモンのタルタル、仔牛とパイナップルやウズラとレーズンなどフルーツを組み合わせたメインディッシュ、ナッツ入りのチーズ、フォンダン・ショコラなど、洗練された料理と一緒にお楽しみください。
輝く黄金色は年月による熟成で、より深いものになっていきます。三大貴腐ワインのソーテルヌにも負けるとも劣らぬ贅沢な味わいの甘口ワインです。
生産者より
水をワインに変える奇跡を起こせる人はほとんどいませんが、私たちはこの黄金色のグラーヴ・スペリウールでワインを金に変えるという奇跡を成し遂げたと言えるでしょう。私たちのシャトーから6km先では世界三大貴腐ワインのソーテルヌが造られていますが、このワインはソーテルヌのワインに負けるとも劣らぬ素晴らしい出来です。
11年の熟成を経た贅沢な味わい
2011年のボルドーは乾燥と暑さが目立った年でした。特にグラーヴ地方では3月から6月の降水量が通常300mmのところ80mmと非常に少なく、50年で最も乾燥したシーズンになりました。そのためぶどうの成長が早く、例年より3週間も早い収穫開始となったそうです。夏には気温も落ち着き、雨も降ったため、厳選して品質のよいぶどうが収穫できました。
11年の熟成を経てゴールドの色合いは深みを帯び、まろやかで複雑な味わいを楽しむことができます。
美食の街としても知られるリヨンの国際コンクールで2014年に金賞も受賞しました。贈り物にも喜ばれる珠玉の逸品をぜひ一度ご賞味ください。
ドメーヌ デュ ムーラン ナ ヴァンの魅力
グランヴァンで有名なボルドーはグラーヴ地区。ラビュゾン家のドメーヌ デュ ムーラン ナ ヴァンはランディラスという村に位置します。このあたりは、村を少し出るととどの道沿いにもぶどう畑が広がります。ラビュゾン家は、1668年時点で既にワイン農家を営んでいた何世紀もグラーヴでワインを造りつづけている一家です。
気候や土壌の特徴としては、大西洋気候ですが、ランド県の森(松林が中心)のお陰で、大西洋から来る風は遮られています。気温はちょっとつむじ曲がりなところもあって、やや高め。土壌は平面に位置し、畑の一部は石が多く、また一部は粘土・石灰質と砂が多い土質になっています。
土に与える養分も、海藻、岩の粉、オーガニック堆肥、緑肥といった自然由来のものばかり。そして病気などの対策についても、ボルドー液、硫黄の花、植物を煎じた液体のみに限っています。だからぶどうの木の足元は草で覆われており、クモなどもウロウロしています。
村は同じといえど、それぞれバラバラに暮らしているラビュゾンファミリーですが、日曜日のお昼は全家族が集合してゆっくりと食事を楽しみます。
野菜や果物は庭の菜園で取れたものばかり。パンは毎週マルシェに出しているオーガニックパン屋さんに1週間分を注文。土に還るものは全て庭に戻し、紙類などは庭で燃やしてしまいます。ただ食べるものだけでなく、生活全体がオーガニックなラビュゾン家。
ポーレットのオーガニックな精神はそのまま、より現代の生活に気軽に取り入れられるスタイルのオーガニックワインをぜひお楽しみください。