デイリーで使える白ワイン
輝きのある非常に淡いレモンイエロー。
洋梨や白桃の果実香に、バジルやセルフィーユなどの様々なハーブ、またミネラルも感じる、清涼感に溢れた香り。
口に含むといっぱいに広がるフレッシュな酸味が印象的。それを柔らかな果実味が支え、味わいも爽やか。程よい苦味が余韻を心地良く引き締める。
キリッと冷やして楽しみたい、軽快で清々しい飲み口の白。
ガスコーニュ地方の4品種を使った「四銃士」ワイン
ワイン名の「キャトル セパージュ」はフランス語で「4つの品種」という意味です。
このワインにはガスコーニュ地方の代表的な4つの品種(コロンバール、ユニブラン、グロマンサン、ソーヴィニヨン)が使われています。
4つの品種を扱うのには大きな意味がある、とバローさんは言います。
まずは品種ごとに畑を壇状に増やすことできるので、気候変化や病害のリスクを抑えられること。次に、品種によって収穫時期がずれるので、時間の管理がしやすくなり、醸造にかける時間を最大限活用できること。
そして何より、互いを掛け合わせることでより良いワインへの可能性を探れることが一番の醍醐味なのだそうです。
使っている4品種は、この地方でよく成長する特にアロマの表現が豊かなもので、ちょうど香水における調香のように、各品種の割合は年によって調整をしていて、柑橘系、つげ、熱帯の果実のアロマがバランスよくフレッシュ感とともに口に広がるよう、仕上げています。
「これらの品種はそれぞれ特徴が異なり、互いを補いあう関係なので、言うなれば、私にとっての『四銃士』ですね」とガスコーニュ地方で有名な「三銃士」にかけて教えてくれました。