時間を変える、魔法の1本
世界三大フォーティファイド(酒精強化)ワインのポルトは、アペリティフ(食前酒)に最適。フランスの家庭なら、どこにでも1本は常備してあるほど。
アペリティフは、、
- 食欲が増す
- これから始まる食事への期待も喜びも増す
- 家族や仲間との会話も弾む
と食事がますます楽しくなり、イイコト尽くし。
日本にはまだ根付いていない素敵な習慣。マヴィっ子の皆さんとマヴィでぜひ広めましょう♪
もともと長い船旅のお供にもなっていたポルトですから、開けてからもとても長持ち。少しずつゆっくり楽しめます。
マヴィの誇る名手ピントゥ イ クルスさん(次項参照)のポルトは
果実のジャム、シガー、コーヒーの複雑な香り。十分な甘みとタウニー特有の酸のバランスがすばらしい。
一口だけのつもりが、ついついもう少し飲みたくなるほど魅力的。
幸せ気分で会話も弾み、食欲も増すはず。
アペリティフのほかにも相性抜群のチョコ/ナッツ/ドライフルーツ系のデザートに合わせたり、ディジェスティフ(食後酒)にもお勧めです。
受賞暦がまぶしい

壁一面を覆うメダルの数々。これでも全部ではありません。
その受賞暦が示す通り、カザウ ドス ジョルドスのポルトは、正真正銘の絶品。
アメリカ、フランス、ドイツ、スイス、オランダ、イギリス、果てはスロヴァキアのコンクールまで、あらゆるところで受賞。もちろんオーガニックワインのコンクールに限っているわけではありません。出品するものほぼ全てが入賞しています。
そもそも、経営者のピントゥ イ クルスさんは、大地主。育てたぶどうは、ほとんど大手メーカー(サンデマン)に卸しています。自分で醸造するのは、畑の中でも一番良いところで採れたぶどうだけ。最初から、最高のもの以外、造る気はありません。

ドメーヌのカザウ ドス ジョルドスは、トルト川流域の高度90~350m(Aクラス)に渡る谷間の村、サンジョアン ダペスキエラで43haの畑を所持しています。この村はAOCワインの1つであるドウロを産出する地域の中心に位置しています。片岩質の丘陵は、傾度が15~30度に及びます。
1994年以来、オーガニック生産を行い、Socert(ECOCERTポルトガル)の認証を受けています。ドメーヌ自体は設立以来ほぼ1世紀を迎え、その製品は国内はもちろんのこと国際的なレベルに於いても、定期的に高い評価を得ています。

その畑たるや、素人目から見ると断崖絶壁に近く、よくここでぶどうづくりが出来るものだと思ってしまうほど。
立っているだけで少々怖くなるような急勾配です。
荒々しく、石がゴロゴロしている(というか岩山がはがれたような感じ…)ような土壌ですが、きちんと耕されているおかげか、意外にも地面はふかふかとしています。
この乾燥した土地で、ぶどうは水を求めて地中深く根を張ります。寒暖の差も大きく、苦労はありますが、ぶどう栽培には向いているのです。

地形的に機械は使えないので、人力とロバ力(ロバぢから)に頼るしかありません。収穫も手で丁寧に行います。