世界に誇るボルドーのシャトー
シャトー ヴァランドローはボルドー最高のサクセスストーリーを生んだ「シンデレラワイン」として有名です。かねてからワイン造りが夢だった若い夫婦がわずか0.6ヘクタールの畑を購入したことから始まり、驚異的なスピードで世界のトップワインへと到達しました。
オーナーのテュヌヴァン氏は常に自分が正しいと思う独自の方法でワイン造りを行い、2000年には畑にビニールシートを覆ったことが理由でフランスの原産地呼称研究所からサンテミリオン地区の格付けが許されませんでした。そのためこの年はテーブルワインとしてリリースされましたがそれをものともせず驚くべき高評価を獲得しました。
超保守的なボルドーワイン界で、無名の新人だった2人は当初は攻撃もされましたが、世界中からその実力が認められ始めると、旧勢力も風向きを変え、スタートして21年後の2012年にはサンテミリオン格付けの1級に昇格、2017年にはボルドーグランクリュ連合のメンバーにも選ばれ、名実ともにトップシャトーの仲間入りを果たします。
味わいの特徴は、圧倒的な凝縮感がありながら滑らかで多層的。早い段階でも美味しく味わえますが、相当の長熟も可能な逸品です。
2002年は秀逸な年で、この年のヴァランドローを専門家は「オーナーのテュヌヴァン氏による傑作(ワインアドヴォケイト)」と評しています。
ボトルのコンディション
汚れはなく通常商品と変わらない美品です。液面もイントゥーネックで良い状態です。
液面の高さ
液面の高さと状態の目安
ヴィンテージワインの液面の高さとワインの状態の目安については、1766年創立のオークションハウス、クリスティーズで使われているもの参考にしています。
1.ハイ・フィル(通常の充填レベル、若いワインのレベル)、2.イントゥーネック(ハイ・フィルのレベルと同一。あらゆる熟成年度にこだわらず完璧に程よい。瓶詰から10年経過したワインの場合は特上)、3.トップ・ショルダー(15年、またはそれ以上の赤ワインについては通常レベル)、4.アッパー・ショルダー(蒸発によりわずかな減りがあるが通常何の問題もない。20年以上のすべてのワインについて容認される)5.ミッド・ショルダー(若干の劣化の危険あり。30~40年経過したワインについては異常ではない)
2002年ボルドーの評価
ボルドーの2002年は一般的に高い評価をされていないため、投資目的ではなく本当にワインを愛好する人に薦めたい。
春から寒さや不安定な天候が続き、結実不良が起きたことから、収穫量はかなり少なくなった。しかし、この厳しい気象条件に耐えたブドウをさらに厳格な選果をして作られたワインは、生産量は少ないが逆にポテンシャルが高く、長期熟成のものも多い。市場で言われるより高品質の割には価格が低いため、お値打ちなヴィンテージといわれる。
オーガニックワイン専門店が徹底した温度管理で輸入
マヴィのワインセレクトパートナーであり、フランスのワイン界の重鎮でもあるボワソー教授のご縁で、個人のコレクターから譲り受けたコレクションです。
マヴィでは普段から温度変化に敏感なオーガニックワインを取り扱い、輸送・保管時の温度管理を徹底しています。
ヴィンテージワインのコレクションも、普段取り扱っているオーガニックワインと同じコンテナで輸入しているため、保管状態も万全です。
ボワソー教授よりフランス人コレクター情報
このコレクションを所蔵していたフランス人のコレクターは、全てのワインを直接蔵元から買い取り、マヴィに届くまでずっとセラーで保管をしていました。
液面など見て分かるこれらのワインの状態の良さは、蔵元からどこにも経由せず、直接コレクターの手に渡り、そのまま保管されていたことにあります。
ワインがそれまでどのような経過を辿り、どのように保管されていたかは何より重要なことで、それによって同じワインでも全くと言っていいほど味が変わります。
特に今回のような世界的に有名なシャトーのワインは、投機目的で業者を転々としたものも数多く出回っています。外から見てラベルは同じでも、そのシャトーが持つ本来の味わいを失っているものも少なくありません
マヴィが今回ボワソー教授から紹介されたこのコレクションは、まさに「万全」の状態。しかも一度は体験するべき素晴らしいヴィンテージが揃っています。
それぞれの名シャトーが持つ味わいを、しっかりと堪能していただけます。
マヴィ代表田村ボルドーワイン騎士叙任
田村安のボルドー騎士叙任を記念いたしまして、ボルドーの歴史あるシャトーのオールドヴィンテージワイン(非オーガニック)を販売いたします。
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