桜とシチリア伝統工芸のコラボレーション
春限定の特別ラベルを手掛けたのは、イタリアのレッジョ・ネレミリアを拠点に活動するグラフィックデザイナーのIrene Spallanzaniさん。人を引き付けるような深みのある豊かな作風でラベルデザインなどを数多く手掛けています。
桜の和のイメージとシチリアの伝統工芸品をコラボレーションしたデザインです。
■製作者メッセージ「桜を愛でるという日本の習慣は、とても美しい伝統です。きれいな花の色とその儚さに思わずうっとりとしてしまいます。私は日本の桜から得たインスピレーションで、シチリアを象徴する遺跡とお花見のコラボレーションを思いつきました。シチリア島で発掘された石像と桜の花びらの組み合わせです!石像の周りにひらひらと舞う桜の花。これは夢でしょうか?そんな光景をイメージしながら、この最高のロゼワインをお楽しみください。(Irene Spallanzani)」
透明感と力強さを兼ね備えたシチリアのロゼ
数あるロゼワインの中でも、透明感と力強さを兼ね備えた珍しい1本です。シチリア島の土着品種ネロ ダヴォラを100%使用しています。グラスに注いだ瞬間に、綺麗な色合いと透明感に思わずうっとりと心が奪われます。
グラスに鼻を近づけると、フルーティでフローラルな香りが感じられます。繊細なイチゴのアロマにラズベリーやチェリーの香り。スミレを始めとした様々な花が入ったブーケの香りも広がります。どの香りも可愛らしく、目を閉じれば果実が実る自然の中にいる気分になります。
溢れる期待感とともに口に含むと、上品に広がる味わいと、落ち着きがあってブレることのない真っ直ぐで優しい酸味を感じます。ネロ ダヴォラで造った赤ワインの面影を感じさせる若干のタンニンとソフトな舌触りもあります。そこに味わいに厚みを与えてくれる、控えめな甘さを感じる果実味が加わります。
最後まで味わいを堪能した後に残るのは、先に感じた可愛らしい果実香に加え、スモモジャムを思わせるリッチなアロマ。舌の上にも綺麗な酸味と果実味の余韻が長く残り、最初から最後までとても満足感のある味わいです。
これほどの透明感としっかりまとまったボディを持っているロゼワインは、なかなかお目にかかれないはず。季節を問わずに楽しんでいただきたい1本です。
「ネロ ダヴォラ」というシチリアの代表的なぶどう品種を100%使ったロゼワインで、手摘みで収穫し、自然酵母で発酵し造ります。
サクラエビや白エビの素揚げや、シーザーサラダ、ポトフ、シュウマイなどの点心、ストロベリータルトなど、様々なお料理と楽しみたくなる味わいです。
マヴィ代表ブログ「コティ ロゼ|新着のシチリアワインを試す」
造り方
畑名・標高 |
Vigna Giovane (480m) |
土壌 |
中程度の石灰質 |
仕立 |
グイヨ式 |
収穫 |
全量手摘み |
収穫期 |
9月の最初の10日間 |
醸造 |
除梗した後、果実を低温でマセラシオンしその後優しくプレス。静置して澱を除いた後にステンレスタンクで発酵。酵母は野生酵母。 |