華やいだ気持ちになりたい時に
タリさんのカバルデス キュヴェ エクスキーズは、真紅のローブの色合と、熟したフルーツの複雑な香を秘めた、力強く、しなやかなワインです。素直で情熱的に仕上がっており、どなたにもおすすめしたい逸品。
飲めば誰もが「おいしい!」と納得する味。程よい樽香に、南仏とボルドーのぶどう品種が混醸された複雑な味わい。。。南仏ワインらしい、果実の凝縮感とスパイス香を存分にお楽しみいただけ、お得感抜群。ラベルの絵柄、ラッパを吹く天使も愛らしく、1本で食卓が華やぐワインです。
ワインにキューピッド役をお願いしたい、そんなロマンティックなシチュエーションでもどうぞ。
使用ぶどうは、タリさんの畑の中でも、収穫量は少なくても品質が高い果実が採れるごく限られた区画に限定しています。
Biofach Mundus Vini 2010 Silver受賞
→このワインを音楽に例えると…
南仏とボルドーの交差する街
観光名所としても名高い城壁都市カルカッソンヌ城下のワイン。
カルカッソンヌは南仏とボルドーを結ぶ地点にあり、カバルデスは唯一ボルドー品種と地中海品種を混ぜて造られるAOCです。
具体的には、地中海(グルナッシュ、シラー)とボルドー(カベルネソーヴィニョン、カベルネフラン、メルロー)の両方の品種をそれぞれ40%以上ずつ使用しなくてはいけません。
隣のAOC(ミネルボアとボルドー)との比較
AOC |
地中海品種 |
大西洋品種 |
カバルデス |
40%以上 |
40%以上 |
ボルドー |
- |
60%以上 |
ミネルボア |
60%以上 (上記2種に加えムールヴェードルも) |
- |
生産者のタリさんによると、AOCカバルデスの規定を決定するとき、これらのAOCに倣って、6割比率説も上がったそうですが、ボルドーでもミネルボアでもないのだからと、40%になったそう。
ドメーヌの魅力

南仏ラングドック地方、オード川のほとりにある世界遺産・城塞都市カルカッソンヌ。
そのお城の青い屋根がいくつも見えるところにタリ家のドメーヌはあります。
カルカッソンヌは、地理的には地中海地方に当たるのですが、大西洋岸気候の影響も受けており、南仏とボルドー両方のぶどう品種が栽培できます。メルロー、カベルネ ソーヴィニョン、カベルネ フラン、グルナッシュ、シラー、コット、サンソー、シャルドネ、ルーサンヌ、エジオドーラ…ざっと挙げただけでもこれだけの品種が。
1960年代はじめに、この地をご主人ガブリエルさんのお父さまが購入されたのがそもそもの始まりです。1982年に、今のタリ夫妻(ウェニー&ガブリエル)がお父さまの畑を引き継ぎ、ワイン造りを始めます。自分達の環境を守るため、健康的な製品を販売するため、そして汚染されていない場所で暮らす喜びを追求するため、オーガニックに転換したのは1989年のことです。
以来、努力を惜しまず試行錯誤を繰り返し、次々と素晴らしい作品を生み出し続けています。数々の受賞歴からも、そのワインの完成度の高さが伺えます。
目指すのは、「繊細さと優雅さ、高い表現力を持つワイン」。
「僕たちワイン農家は、一生のうち、うまくいってもたった30回-40回しかワインを作れない。だからこそ毎年、この一回に後悔がないよう、丹精を込めてワインを育てているんだ」