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生産者訪問ツアー

イタリア・フランス8日目(2017)

迫力のシャンパーニュ通り、エペルネの町へ/シャンパーニュの生まれたオヴィレ村/豪華なシャンパンフルコース

迫力のシャンパーニュ通り、エペルネの町へ

前回のレポートはこちら

ストラスブールの駅からTGVに乗って約1時間半、シャンパーニュ アルデンヌ駅に到着しました。

イタリアミラノに始まり、アスティからアルプスを越えてフランス入り。ローヌ、ボジョレー、そしてブルゴーニュにアルザスと、1週間かけて巡ってきたオーガニックワイン生産者の訪問ツアーもいよいよ最終目的地です。 (振り返ってみるととんでもない行程!)

ツアーの最後を飾るのは、シャンパーニュ。

本日はエペルネの町に滞在します。 エペルネには、モエ・エ・シャンドンやペリエ・ジュエなど誰もが一度は聞いたことのある大手メゾンが立ち並ぶシャンパーニュ通りがあります。

シャンパーニュの生みの親、ドン・ペリニョンさんにもご挨拶。(閉まっている門の隙間から…)

立派な建物が道の両側に並ぶ通りは、豪華で迫力満点でした。

シャンパーニュの生まれたオヴィレ村

最後に訪問する生産者はお待ちかね、シャンパーニュのブリアール家です。 ブリアールさんに迎えられて、まずは畑へ向かいます。この日も快晴!

ブリアール家のあるオヴィレ村は「シャンパーニュのゆりかご」と呼ばれています。 その理由は、あのドン・ペリニョンが生涯を過ごし、シャンパーニュを生み出した修道院がオヴィレ村にあるからなのです! つまりシャンパーニュの中でも、ここオヴィレ村はまさにシャンパーニュの生まれ故郷。

19世紀にブリアール家が手に入れた畑は、ドン・ペリニョンがいた修道院からマルヌ川に向かう南面斜面の一等地にあります。

見晴らしの良い畑からは、ドン・ペリニョンの修道院が。

ブリアールさんの畑にも薔薇の花がありました。薔薇はぶどうの木よりも先に病気や虫がついて危ない状態を知らせてくれるので、オーガニックのぶどう畑には薔薇の木が植えられていることが多いのです。

シャンパーニュの聖地として多くの観光客が訪れるオヴィレ村ですが、実際はとても小さく素朴な印象の村です。道も狭いので大型バスは長く停まっていられません…。一行は足早にブリアールさんの醸造所とカーヴがある村の中へ向かいます。

訪問時はちょうど村全体が改修工事をしており、石畳を全てはがしたと思われる家の前は全て砂利道。

もちろんバスも入ることができないので、斜面を登って行くことになりました。写真で見るとなだらかですが、足元も悪く少々大変です…。

途中で見かけた可愛らしいドン・ペリニョン像。

村の中にあるブリアール家のカーヴに到着しました。

同じシャンパーニュにありながら、昨日見た有名メーカーの巨大な建物とは全く異なる小さな小さな醸造所です。

シャンパーニュメーカーのほとんどは、ぶどうの一部やまたそのすべてを自社畑以外のぶどう農家から購入して大規模な自社工場で醸造するネゴシアン マニピュラン(NM)といわれる形態です。 一方で、ブリアールさんのようにぶどうの栽培からシャンパーニュの醸造を手がける小規模生産者はレコルタン マニピュラン(RM)と呼ばれます。 畑に寄り添いながらぶどうの品質を見極め、醸造にも独自のこだわりを反映することができる手作りのシャンパーニュ生産者として注目を集めています。

入り口には大きな壁画が飾られています。修道院の位置から、さきほどの畑ということがわかります。

描かれているのは先代のジャン ブリアールさん。 ジャンさんはまだシャンパーニュでオーガニック農業を実践する農家が片手で数えるほどしかいなかった1970年代からオーガニックに転換した、パイオニア中のパイオニアなのです。

カーヴに入るとひんやりとした空気。入ってすぐの手前の部屋は、熟成中のシャンパーニュや出荷前のシャンパーニュをストックしておくところです。

ワインが所狭しと並んでいるように見えますが、想像していたよりもずっと小さなカーヴです。 ブリアールさんは、ぶどうの品質に満足しないとその年にワインを仕込まないこともあり、目の前の1本1本がとても貴重なものだと実感します。

ブリアールさんがボトルの大きさについて説明しているところ。シャンパーニュのボトルには様々なサイズがあるのです。

ちなみに左の1本が逆さまになっているのは、瓶内熟成の途中でワインに発生する澱(おり)を瓶口にためるためにピュピートルという台に立てておいたボトルだから。 ブリアールさんの後ろにあるこの台、瓶内熟成のスパークリングワインを造っているアシャールさんやメイエーさんのカーヴでも見たので、ツアーの皆さまにはそろそろおなじみになってきたかもしれません。

奥の部屋には貯蔵用の大きな樽があり、ワインは1年間ここで寝かされます。樽も全てオヴィレ村の中でまかなっているそうです。

カーヴの奥はもう50年近く経つ場所もあり、一部改修中でした。 次の訪問では新しくなったオヴィレ村やブリアールさんのカーヴを見られることでしょう。楽しみですね!

カーヴの外に出て、青空の下で乾杯! 3年熟成のシャンパーニュをいただきました。

奥様のマリー=オディールさん。優しくてセンスが良くて、とても素敵な方でした。 ブリアールさんのシャンパーニュは生き生きと立ち上る泡がとても美しく、見ているだけで幸せな気持ちになります。

さて、アペリティフにシャンパーニュを楽しんだ一行は本日のランチのためレストランへ向かいます。

豪華なシャンパンフルコース

マヴィ代表の田村が「シャンパーニュに来たのなら、絶対シャンパンフルコース※を皆さまにも体験してほしい」と、シャンパーニュのレストランに行くことになったのです。 このレストランの調整が出発ぎりぎりまでかかり、皆さまにはほとんどサプライズ状態でお連れすることになってしまいました…。 (※シャンパンフルコース…お料理に合わせるワインをすべてシャンパーニュで通すという贅沢なコースです)

合わせるのはもちろんブリアールさんのシャンパーニュ。事前にレストランにも連絡をして、特別に持ち込ませていただきました。 種類はブリアールさんにお任せしていたのですがなんと日本のマヴィはもちろん、フランスでも販売していない特別なシャンパーニュを用意してくださっていました。

それは1999年のブラン ド ブラン。 ブラン ド ブランは白ぶどうのシャルドネのみで仕込んだシャンパーニュで、ブリアールさんはシャルドネの出来が良かった年にしか造りません。 この99年のブラン ド ブランは、販売のためではなく、ワインが時間と共にどのように変化をしていくか見るためにストックしているものだそうです。 カーヴの中で眠っていたシャンパーニュは、まろやかになり、フルーツのコンポートのような味わいがありました。 おそらく二度と飲めないであろう貴重なブラン ド ブラン、心して味わいました。

さすがシャンパーニュのレストラン、お料理もシャンパーニュにぴったり。

ガスパチョのマスタードアイス添え。

オマール海老とメロンの前菜と、メインのやわらかい仔牛のローストはトリュフソースとジロール茸のクリームで。

バニラのダックワーズと赤い果物のソルベなど…。

ブラン ド ブラン以外にも、2009年のブリュット・エクセランスや、デザート用にはやはり初めてお目にかかる2013年のドゥミ・セック(もちろん日本未入荷)もいただき、本当にめくるめくひとときとなりました。 ブリアールさんの温かいおもてなしの精神、素晴らしい人柄に触れて大感激です。

お腹も心も満足! 延泊コースも無事に全行程を終え、一行はパリから日本へと戻ったのでした。

終わりに

訪問ツアーレポートも今回で最終回となります。長らくお付き合いいただきました皆さま、ありがとうございました。 少しでもツアーの雰囲気や、生産者さんたちの人柄、ライフスタイル、そしてオーガニックワイン造りへの情熱が伝わっていましたら幸いです。

毎回訪問ツアーの思い出を振り返るたびに実感するのは、ひとえにマヴィの生産者さんと、マヴィのワインをご愛飲くださっている参加者の皆さまのおかげでツアー全体がいっそう素晴らしいものになっているということ。 マヴィはいつもほんの少しのきっかけ作りや、お手伝いをさせていただいているだけにすぎません。 (そして毎回ツアーを催行する旅行会社さんにもたくさんわがままをきいていただいています…感謝)

ヨーロッパのワイン農家さんと日本でオーガニックワインを楽しむ人たちの間に温かい交流が生まれ、おいしいものや幸せな時間を分かち合うことができる瞬間を見ることは、マヴィにとって最も幸せなことの一つです。

2018年はヨーロッパからマヴィの生産者さんたちが来日し、たくさんのお客さまと交流していただきました。

マヴィはこれからも、おいしいいワインを楽しみながら飲む人と造る人がお互いの健康や幸せを思い合う、そんな繋がりが生まれるようなオーガニックワインをお届けしていきたいと思います。

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