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生産者訪問ツアー

イタリア・フランス6日目その2(2017)

情熱家のアルノー/発酵途中のワインをテイスティング/ブルゴーニュの郷土料理でワインランチ!

情熱家のアルノー

前回のレポートはこちら

南エリアのボーヌ地区のシャペル家から北上し、一行はニュイ地区のペルチエ家を訪ねました。 この「ボーヌ」と「ニュイ」の2つを合わせた地域は「コートドール(黄金の丘)」と呼ばれ、数々の素晴らしいブルゴーニュワインを生み出しています。

笑顔が素敵なアルノー

シャトーに着くとさっそく出迎えてくれたのはペルチエ家の当主アルノー。背が高くて笑顔が素敵でちょっぴりワイルドな風貌のアルノーは、マヴィスタッフの間でもお客様の間でもワインはもちろん、そのキャラクターへの人気が根強い生産者の1人です。

造るワインの95%はフランス国内、しかも個人消費されているというペルチエさんのワイン。 どうして日本の小さな輸入会社のマヴィが、とても貴重なペルチエさんのワインを取り扱えているかというと、全てはボワソーさんから繋がっているご縁なのです。

ボワソーさんとアルノー、マヴィの田村

フランスの料理専門学校でワインの教授をしていたボワソーさん。ボワソーさんは自分が受け持つワインの教室のフィールドワークとしてここペルチエ家の畑に、先代の頃からたびたび訪れていました。 「アルノーがこーんなに小さかったころからよく知ってるんだ」とボワソーさんがからかうと、大柄なアルノーがまるで子供のように楽しそうに笑うのが印象的です。

アルノーの案内でさっそく醸造所へ向かうことにします。

発酵途中のワインをテイスティング

2016年のワインが入った樽

初めに向かったのは、2016年のワインが入った樽の部屋です。 大きな樽が2段に積み上がり、ずいぶんたくさんあるなあという印象でしたが、本来はここには樽を4段詰むことができるのでこの状態はとても少ないのだとアルノーが説明します。 そう、シャペル家でも聞いた通り、2016年はぶどうの収穫量が激減した年でした。アルノーのぶどう畑ではなんと例年の85%減だったそうで、こんなことは人生で1度っきりであってほしいね、とおっしゃっていました。

そんな貴重な2016年のワインを少しだけ、しかも樽から直接試飲させていただきました。

樽から直接試飲用のワインをピペットで取り出すアルノー

樽の中にあるのはまだ発酵途中の白ワインで、上部の栓がされているところから、ピペット(長いスポイトのようなもの)を使ってグラスに注ぎます。

樽から直接試飲させてもらいます

このワインは皆大好き「オートコートドニュイ 白」になるワイン! ですが、仕込んでからまだ半年ほどの赤ちゃんです。 発酵途中ということもあり、少し炭酸ガスのぷちぷちした感触があり、完成したオートコートドニュイに比べると味わいはまだシンプルな印象です。

2016年のオートコートドニュイを試飲

アルノーによると今はレモンやグレープフルーツの香りができつつあるところだそうで、一緒に試飲したボワソーさんやマヴィ代表の田村は「今の段階ですごく良いワインになるのが感じられる!」とのこと。

2016年のオートコートドニュイを試飲

量の貴重さはもちろん、今試飲したワインがこれからどのように仕上がって日本にやってくるのかと思う、2016年のオートコートドニュイは思い入れの強いワインの1つになりそうです。

続いて、タンクのある部屋へ移動し、そこでは2015年のニュイサンジョルジュの赤を試飲しました。

タンクから直接ワインを試飲

樽熟成させた赤ワインは18か月ぐらい置いたのち、こちらのタンクに移すそうです。既に発酵が終わっている状態のワインになります。 ここでも完成途中のワインを飲めることに皆様は大喜び。

アルノーとボワソーさん

比較するとやはり風味豊かで複雑性が増しています。ここからさらに2年から2年半ぐらい熟成したら飲めるよ、とペルチエさん。そして、そこからは軽く20年は持つ仕上がりになるそうです。

ブルゴーニュの郷土料理でワインランチ!

見学&試飲後にはお待ちかねのランチタイムです。会場は醸造所の中にあり、カーブの中を思わせる趣のある部屋になっています。

テーブルに並ぶブルゴーニュ地方のおつまみ

まずはオートコートドニュイ白、2015年の新しいヴィンテージで乾杯! 「実はこのワインを飲める状態で出すのは、これが初めてなんだ!」というペルチエさんの一言に、大盛り上がり。現地ならではのたくさんの「特別」が楽しめるのが生産者訪問の嬉しいところのひとつです。

グジェール
ジャンボンペルシエ

前菜はブルゴーニュ地方の郷土料理「グジェール」と「ジャンボン・ペルシエ」です。 グジェールはシュークリームの皮の部分だけを1口サイズにしたようなおつまみで、チーズ風味で甘くなく、ブルゴーニュの白ワインにぴったり!手が止まりません。パセリとハムのゼリー寄せ、ジャンボン・ペルシエも食べごたえもありつつ上品な味。

ワインをふるまうアルノー

ペルチエさんが気前よくどんどんワインを出してくれます。オートコートドニュイ赤コートドニュイヴィラージュ赤と次々にボトルが進み……。 えっまだあるの!?と最後に出てきたワインのラベルを見ると、「ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ クロ デ ザルジリエール 赤 2011」 これは本当に特別な1本です!

クロデザルジリエール

クロデザルジリエールの畑には80年以上の樹齢の古木があり、アルノーはこの木をとても大切にしています。樹齢の高い木のぶどうからはほとんど果汁が取れず生産性は下がりますが、ワインに素晴らしい味わいをもたらすことがあります。 このクロデザルジリエールの古木は樹齢が高すぎて果実に種もできないそう。そのため普通は種と皮の両方からもたらされるはずのタンニンが、このワインには皮のみから出るため、上質のシルクのような、柔らかな味わいになるのだそうです。その繊細な味わいを存分に生かすため、クロデザルジリエールには他のワインに使う樽は使わず仕上げます。

クロデザルジリエール

複雑で芳醇な香りと、澄んだ美しい味をしっかりと堪能いたしました……。

やわらかいポークフィレ

お料理のメインにはポークのフィレが出されました。焼き加減が絶妙のお肉は、ほんのり甘くしっとりとして、マスタードベースの濃厚なソースがかかっています。 ナイフですっと切れるほど柔らかく上品に仕上げたポークフィレは、ペルチエさんの赤ワインの味わいを一層引き立てていました。

1年熟成の巨大なエポワス

チーズはウォッシュチーズの王様、エポワスの1年熟成ものが日本では見られないような大きさで登場し、一同驚愕。ミニャルディーズに可愛らしいプチケーキも出していただきました。

ミニャルディーズのプチケーキ

もうお腹も心も幸せで満たされすぎて動けない……と思いながらもそろそろ出発の時間です。

日本行きのワインを輸送する定温トラック

帰り際、ちょうど日本行きのワインの集荷に定温輸送用のトラックがやってきました! サービス好きのアルノーが、代表の田村を抱えて「このまま乗れば日本に帰れるぞ!」とやってみせるので一同大笑い。

ペルチエ家の皆さん
見送るアルノー

最後まで豪快で温かいアルノーが笑顔で見送ってくださいました!

相変わらず予定の時間はオーバーしていましたが、ブルゴーニュまで来たからにはと駅へ向かう途中にダッシュでかのロマネコンティの畑にも立ち寄り(バスが入っていけない路地にあるので本当に全力ダッシュ)、ぎりぎりで滑り込んだディジョンの駅で基本コースの皆さまをお見送りしました。

ロマネコンティの畑です

延泊コースのグループは、いよいよアルザスのコルマールへ向かいます!

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