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生産者訪問ツアー

スペイン・カタルーニャ5日目(2015)

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2015年6月12日 バルトラ家(バルセロナ)

ブーリエ家を後にし、いよいよスペインのバルセロナに到着です!

バルセロナ観光の様子は最後にまとめてお届けすることにして、まずはメインのバルトラ家訪問の様子から。

16世代続いてこの地に住んでいるというバルトラ家。現在の家の一部には12世紀に建てられたときのままのレンガが残っている箇所ものあるのだとか。

畑に出る前に、バルトラさんが全員分の帽子を用意してくれました。日当たりが良いバルトラさんの畑は6月とはいえ真夏のような暑さと日差しです。

ぶどう畑の背景には広い自然公園の一部が見えます。バルトラ家周辺の気候は、温暖ながらときどき気温も下がるのが特徴で、幅広い温度帯に対応した多くの植物が育ちます

これは樹齢90年のぶどう。幹が太くどっしりした印象です。

幻のぶどう、マルヴァジアも発見しました! マルヴァジアという名前自体はイタリアワインなどでよく見かけますが、バルトラさんが育てているこの「マルヴァジア デ シッジェス」は大変貴重なもので、スローフード協会から、次世代に残していくべき品種として「Presidio(日本では味の箱舟と呼ばれています)」という賞ももらっています。詳しくはこちらからどうぞ。 マルヴァジアは他のぶどうに比べると粒と粒の間隔が広く、房も長いのが特徴です。粒の間に隙間があるとその分の実の体積が減るため生産性が落ちますが、風の通り道ができるので病気になりにくい利点もあり、何より貴重でオリジナリティのあるこの品種を育てていることがバルトラさんの何よりの誇り。

畑にはぶどうの他にもフェンネルやローズマリー、ルーダなどのハーブ類、ピスタチオや椰子の仲間の木など、乾燥に強く、成長が比較的ゆっくりなタイプの植物が多く育っています。

畑に来る虫や動物たちは各々好きな植物があって、主にそれだけを食べることが多いそう。このようにたくさん種類があると、一度に食べ尽くされてしまう心配がないのだとか。
言い換えれば、対応する植物がないと動物たちが困ってしまうので、バルトラさんは生態系のバランスが崩れないよう畑の環境にとても気を配っています。
冬になると羊飼いが羊を連れてきて草を食べさせ、植物と動物が循環していることを説明してくれました。

畑をぐるりと一周した後は、室内に戻ってランチタイムです。 お料理上手なバルトラさんの奥さまがテーブルに乗せきれないほどの食事を用意してくださっていました! まずは白ワインで乾杯。

バルトラさんが不思議な形の瓶を取り出しました。細い注ぎ口が付いているこの器は、カタルーニャ地方で昔からワインを飲むときに使われていたもので、ポロンという名前です。現代でも家族や気の合う友人などが集まるパーティなどで登場します。皆で回し飲みをするので、ワインを飲むときに口はつけません

バルトラさんが見本を見せてくれました。

何人かのメンバーも挑戦しましたが、見た目から想像できる通り、慣れないとワインをこぼさず飲むのは至難の業です。飲み始めはなんとか口に入るものの、飲み終わりのタイミングで口元…というか口から下までワインでびしょびしょに! 成功しても失敗しても盛り上がるので、確かに人が集まるときにはぴったりの文化です。

バルトラさんの定番白ワインといえばペネデスソーヴィニョンブラン。 爽やかでしっかりした飲み口が楽しめますが、今飲んだ白ワインはいつものペネデスよりもっと果実味やまろやかさを感じます。 それもそのはず、出してもらったワインは確かにペネデスソーヴィニョンブランなのですが、現地で今年詰めたばかりだという一番新しいものはなんと「マルヴァジア」がブレンドされているのだそう! 日本ではちょうど在庫がなくなっていた時期だったので、日本人でマルヴァジア入りのペネデスを飲んだのはこのツアーメンバーが初めてで間違いないでしょう。 ふくよかになった味わいにメンバーの皆さんも大絶賛。日本での次回入荷はいつになるか、マヴィ代表田村に質問が飛びます。(笑)

お料理は、3種類の薄焼きピザ、スペインのおつまみの定番のたこのガリシア風やバカリャオ(タラの塩漬け)のサラダ、パンコントマテ、ピクルス、野菜のグリルもシンプルだけどとても丁寧な味わい。 生ハムやサラミなどの盛り合わせもいただきましたが、その後どこに行ってもこのサラミよりおいしいものには出会えませんでした。

そしてお料理だけでなく、バルトラさんの大盤振る舞いはワインでも止まりません。 あの貴重なマルヴァジアはもちろん、なんと頒布会などで限定販売したマルヴァジアの古代製法甘口スパークリングや、珍しい辛口スパークリングまで持ってきてくださったのです。 マヴィスタッフには当然購入禁止令が出ていた希少なワインの大盤振る舞いに、うっかり眩暈を起こしかけました…。

デザートは、庭で採れたアプリコットに、同じく庭で採れたキャロブを使ったブラウニー。キャロブはカカオのような風味がする豆の一種で、いわれなければチョコレートを使っていないことに気づかないほど風味豊かなケーキでした。 ふくよかな味わいのマルヴァジアは、お肉料理はもちろん、果物やデザートにもよく合います。

至福のひとときを過ごして、バルトラ家を後にしました。 ここで基本コースのスケジュールは終了です。空港に向かう途中バスが故障するというハプニングもありましたが(!)なんとか空港にたどり着き、先に帰国する皆さまをお見送り。 延泊コースメンバーはホテルに戻り、夜のバルセロナへと繰り出していきました。

<おまけのバルセロナ観光編>

有名なサグラダファミリアや、カサバトリョなどのガウディ建築。まるでおとぎ話にでてくる建物のようです。

XATO(シャトー)というサラダや、パエリアといったスペイン料理も堪能。

スペイン広場の噴水ショーも見ることができました。

次回はコルドバでシェリータイプのドラドオーガニックオリーブオイルを造っているネヴァド家の様子をお届けいたします。

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