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(平日 10:00~17:00)

レシピ

ナスのベニエ

材料

  • ナス 2本
  • 小麦粉 大さじ4杯
  • 塩 小さじ1.5杯
  • カレー粉(ミックスされたもの) 小さじ2杯
  • 水 適量
  • 揚げ油 適量

作り方

  1. ナスは皮がついたまま適当な大きさに切り、水気をペーパータオルなどでよく拭っておきます。(写真は縦長にカットしていますが、輪切りでもOK)
  2. 衣を作ります。ボールに小麦粉、塩、カレー粉を入れて混ぜ合わせ、水を適量加えてゆるいパンケーキのたねくらいの固さにします。
  3. 油を熱します。衣を少し落とすとジュッと音がして、衣の周りに泡が立つのが目安。
  4. なすに軽く小麦粉(分量外)をはたき、[2]の衣にくぐらせ、しっかりつけ、温まった油に入れます。
  5. 片面ずつしっかりカリッとなるまで揚げ、油を切ったらすぐ食卓へ。熱々を召し上がれ。

※衣に味があるので、衣を楽しむつもりでしっかりめに衣をつけましょう。外はカリッと、中は溶けそうな食感になるのがサイコーです。ビールでもワインでもとても良く合います。ズッキーニやかぼちゃも美味しいですよ。

コラム

運動会や遠足、学園祭なども盛んな秋ですね。料理番組でも行楽弁当が特集されたり、Facebookでアップされる話題も子どもたちの運動会だったり。私は急に寒くなってきたので、先週慌てて衣替えをしました。そしてようやく大好きな栗も今年初めてゲットできました。愛媛産のものでかなり大ぶり。普通に蒸しただけで一気に秋の気分になれます。

先回おばあちゃんの話をしましたが、私自身は自分のおじいちゃんの思い出がありません。二人とも私が生まれる前にこの世を去っていたからです。そんな私にとって、キャロリーヌのお父さんであるマルセルは、数少ない家族のように身近に感じられるおじいちゃんでした。初めて出会ったときの年齢は確か75歳くらい。当時はまだまだ元気で仲良しのご夫婦何組かとともにしょっちゅう海外旅行に出かけたり、国内旅行ならたいていは自らの運転で車で移動。普段はパリの中心部リュクサンブール公園すぐそば、オデオン座真横のアパルトマンに暮らし、南フランスBeziersに別荘を持ち、、、と何とも優雅な暮らしだったのですが、そんなマルセルは若いときは大の旅行好きで、世界中の大陸に出かけ、馬に乗って何日も旅をしてという暮らしをしていたのだそうです。

実際、オデオンのアパルトマンには、ヨーロッパ版『地球の歩き方』のような、一人旅のための旅行ガイドロンリー プラネット(Lonely Planet)のありとあらゆる国のものが所狭しと並んでおり、年季が入ったものから新しいものまで、旅好きだったマルセルの歴史がそこに一緒に刻まれていました。

パリに行くときは何回かこの家のお世話にもなっていた私は、ちょうどパリからシャンパーニュのブリアール家を訪問したことがあり、マルセルの誕生日も近かったので1本ブリアールさんのシャンパーニュをプレゼントしたことがあります。マルセル夫婦の留守中にアパルトマンを借りていたので、置き土産の形だったのですが、後日手紙が届き、余りにも美味しかったので即その場でブリアールさんに電話してケースで注文し、さらには友人たちにも紹介したよ!と書かれていました。数々の美味しいものを堪能してきたマルセルが認めた味、ということで贈った私もとても誇らしかったです。

そんな世界をまたにかけるマルセルが絶対に口にしなかったのがトウモロコシ。娘婿はアメリカ人で、アメリカを代表するスイートコーンも数ある野菜の中の1つとして育て、実際ほっぺたが落ちるくらい美味しいコーンなのですが、マルセルは絶対に食べない。そんなものは鶏のえさだ、というのがその理由(笑)。家畜のえさを人間が食べるなんて…と言っていたことをよく思い出します。

そしてもう1つマルセルが嫌いだったのがナス。でもベニエという、日本でいうところの天ぷらのような、衣をつけて揚げたものだけは別でそれなら食べるというので、普通の日本の天ぷらとはちょっと違う形で、衣に味をつけたベニエを作ってみたところ、これが大うけ。マルセルはもちろん、みんなに喜んでもらえる一品となりました。秋茄子も美味しい季節なので、今日はマルセルのことを思いながら久しぶりにナスのベニエを作ってみるとします。

(2012年10月15日 長谷川)

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