(平日 10:00~17:00)

レシピ

トマトのタルト

材料(直径20cm程度のタルト型1台分)

▼タルト生地

▼タルトの中身

  • トマト 中サイズ2~3個(プチトマトを混ぜてもよい)
  • たまねぎ 1個
  • ブラックオリーブ(あれば種なし) 8~10粒
  • シェーヴルもしくはモッツァレラ、クリームチーズなど 100g程度
  • マスタード 大さじ1.5杯
  • 生クリーム 大さじ 3杯
  • 塩、こしょう
  • タイム、オレガノ、エルブ ド プロヴァンスなどのハーブ

作り方

  1. オーブンは180℃に温めておきます。
  2. タルト生地を作ります。ボールに小麦粉を入れ、塩を混ぜておきます。中央にくぼみを作り、そこにオイルを入れ、少しずつ崩すように混ぜていきます。全体的にオイルがいきわたり砂状になったら、水を半量加え、その後少しずつ様子を見ながら加えてまとめます。フードプロセッサーを使うと簡単に、短時間でできます。
  3. 粉を打った台で生地を延ばし、タルト型に敷き詰め、フォークで穴を開け、温めたオーブンで5分空焼きして、取り出します。
  4. トマトを5mm程度の輪切りにします。プチトマトの場合は半分に。たまねぎも同様に輪切りに、チーズも輪切りもしくはひと口大にカットしておきます。
  5. マスタードと生クリームを混ぜ合わせ、空焼きしたタルトの底に塗ります。
  6. [5]の上にトマト、たまねぎ、オリーブ、チーズを適度に散らし、軽く塩こしょうして、ハーブを散らします。
  7. オーブンで40~60分焼いてできあがり。表面にこげ色がつき、生地が焼けていればOKです。

※もう少しボリュームが欲しい場合は、マスタード、生クリームに全卵1個、牛乳少々を加え、野菜の上から流し入れるようにします。お好みでズッキーニやなすを加えても(その場合は、事前に少しフライパンで焼いておくといいでしょう)。

コラム

夏生まれの私は、山の家に通い続けた1998年~2010年まで、父が亡くなった2007年と早めに日本に戻ってきた2010年を除いて毎年山の家で誕生日を迎えていました。東京で勤務するようになったのが2000年12月でしたから、今思うと東京で誕生日を過ごしたのは2010年だけだったんですね。山の家では、偶然にもアシャールさんのクレレット ド ディが常備されていましたから(現地でもアシャールさんの泡はおいしくて有名なのです!ちなみに、山の家とアシャールさんの家は山1つ越えたところ、という感じでご近所なんですが、いかんせん山を降りて、また登ってという感じなのでそれでも車で2時間弱はかかります)、毎年誕生日は美味しいクレレット ド ディとご主人のロブあるいは一緒に働いている仲間の学生たちが作ってくれるケーキで祝ってもらっていました。

そんな私なので、夏と言えば山の家なんですが、山の家で働く7・8月の前後には、マヴィワインの生産者を訪れるのも通例でした。初めての長期滞在はドウェル家。収穫体験のはずが、行ってみてわかったのが、ドウェル家は機械収穫。ぶどうをはさみで切る体験こそできなかったものの、収穫の機械の上に乗せてもらって、高いところから畑を見下ろし、収穫の様子を見せてもらったり、発酵が始まったばかりのぶどう果汁がすごい勢いでシュワーっという音を立てているのを実際に聞いてみたり。収穫時期のワイン農家の慌しさや忙しさを大いに体験させてもらいました。でも働かないのも落ち着かないので、「何かやらせてください」とお願いして、オリーブの選定&剪定や、冬に食べるポワローの苗を植えたり、そしてペタンクやサッカーをしたり(これは子どもの相手)と面白い体験もしました。(詳細はこちらをご覧ください)その後、ドウェルさんのところには、お客様をお連れしたり、スタッフを連れて行ったりなど、これまででも一番多く訪問させてもらった生産者の一人です。

ドウェルさんの奥様ブリジットさんは、本当にステキな人。美人でスタイル抜群なだけでなく、朗らかでユーモアもあり、そしてお料理もとても上手なのです。南仏料理の色鮮やかさや、味わいが日本人の口に合うということも理由の1つでしょうが、お客様をお連れしたときも、ひと際歓声があがるのがこのドウェル家のような気がします。毎回15人以上の団体で訪れる私たちを何種類ものお料理で出迎えてくれるのは本当に大変だと思うのですが、お友達と一緒に準備してくださっています。そんなお料理は、南仏の野菜がたっぷりで、ドウェル家のワインにぴったりで、何より食べているお客さんの表情や声を聞いていれば、どれだけ喜ばれているかがわかろうというもの。

これまでにもドウェル家でいただいたお料理はいろいろご紹介したのですが、山の家でもよく作るのに定番過ぎたせいか、まだご紹介していなかったものを見つけました。前回に引き続き、夏においしいトマトを使ったお食事タルトです。フランスの家庭では、食事用・デザート用を問わず、本当によくタルトを食べると思います。いろいろなお宅にお邪魔して出てくる料理のナンバーワンと言っても過言ではないかもしれません。冷めても美味しいし、1台焼けばそれなりの人数が食べられるし、慣れてしまえば手間もかからず、バリエーションはいくらでも広げられるし、考えてみれば大人数をもてなすときには、季節を問わずとても便利なメニューの1つです。そう言えば、私も100人のカジュアルなウェディングパーティを引き受けたとき、やっぱり真っ先に浮かんだメニューでした。 ドウェル家でいただいたものは、日本では入手が容易ではないシェーヴル(ヤギのチーズ)が使われていますが、お好みのもので作ってくださいね。

(2012年8月20日 長谷川)

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