(平日 10:00~17:00)

レシピ

ほうれん草とヒヨコマメのスパイシー炒め

材料

  • ほうれん草 1束
  • 乾燥ヒヨコマメ 1つかみ(たっぷりの水に一晩つけて戻し、やわらかくなるまでゆがいておく。既に水煮された缶詰でも代用可)
  • 塩、胡椒
  • クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ナツメグ、シナモンを3:3:0.5:0.5程度の割合で
  • ココナッツミルク 大さじ3杯(お好みで普通の牛乳大さじ3杯や生クリーム大さじ2杯でもOK)
  • オリーブオイル 大さじ1

作り方

  1. ほうれん草はたっぷりのお湯に塩を入れ、柔らかくなるまでゆがいた後、冷水にとって色が鮮やかに残るようにし、細かく刻みます。
  2. 鍋にオイルとスパイスを入れ、弱火にかけます。スパイスの香りが出てきたらほうれん草を加え炒め、軽く塩胡椒します。
  3. お好みで、ブレンダーを使ってほうれん草をピュレ状にします。
  4. そこに柔らかくゆがいたヒヨコマメを加え、全体的に混ぜ合わせます。
  5. ココナッツミルクを加え、焦げ付かないように火を落として、最後に味を見て塩胡椒で味を加減してできあがり。

※ヒヨコマメの代わりに、大豆でも代用できると思います。現地では恐らく冷凍の既にピュレ状になったほうれん草とヒヨコマメの水煮缶を使ってすごく簡単に作っていると思います。見た目は正直そんなにそそられないのですが、スパイス感も良く、パンもごはんも、ビールもワインもシェリーも進むなかなか優秀な一品です。

コラム

桜も咲いて、気づいたらもう4月も目の前!時間が経つのは何て早いんでしょう。まだまだ先と思っていたマヴィの生産者来日、オーガニックフェスタも目前になってきました。今年の春は12周年から引き続き、マヴィもイベント盛りだくさんです。皆さんとお目にかかれる機会もきっと多そうですね。

さて今回は予告どおり、ゴメスネヴァド家に行くために訪れたスペイン南部のお話をしましょう。スペインのバルの話は以前にも書いたことがありましたが、それこそ、スペインならどこの町でも必ずあるのがこのバル。カウンターが基本で、座りたい人は奥のレストランで食事、となるのが普通です。昼の13時前後からこのバルはすごい人だかりになってきます。

「ウナ カーニャ!」と叫べば、コップに入った生ビールが。それには必ずつきだしのような小さなつまみがついてきます。後は目の前のショーケースから気になるメニューを指差せば、小皿に入れて出してくれます。基本はカウンターの上に、おすし屋さんのネタが入っているケースのようなものがあって、そこに何品ものタパス(つまみ)が入っていますが、カウンター後ろに大きな冷蔵ケースがあって、パプリカのマリネ、いかやエビ、いわしなどの魚介類、ソーセージ類etcが所狭しと並んでいるお店もあります。ちょっとしゃれた店も中にはありますが、たいていは本当にシンプルな、地元のおっちゃんおばちゃんでごった返しているようなお店ばかり!

セビリアのお昼は、店主田村とともにバルのはしごでした。大体1軒で2杯くらい飲んで、2つくらいつまんで次のバルへ、という感じ。でもこれでかなりお腹も満たされるので、どんなに行けても3軒が限界です…。もちろんバルはカフェとしての役割も大いに果たしています。私たちが入ったのがちょうどお昼前(スペインでは昼食は14時なので、13時はお昼前、となります)だったからこんな様子でしたが、これが11時頃や夕方の18時頃だったりするとチュロとカフェコンレチェ(=カフェオレ、カフェラテ。でもカフェオレやカフェラテよりコーヒーが濃く、ミルクの味もしっかりしている印象)でおやつ中のスペイン人だらけ!つまりバルはいつも人だかり。ただ、若い人はバル離れなのかなー?と感じるほど、若者の姿がすごく少なかったのがちょっと気がかり。だって、こんなに活気があって楽しい文化なんですから。

そしてくねくねした小さな山道を越え、ゴメスネヴァド家へ。ここで造られるドラドがどんなに希少で本当に昔ながらの、伝統に即したものだったか、家族代々引き継がれてきた最高品質のすばらしいものだったかを改めて知ることができた、かけがえのないステキな時間でした。それはまた改めて訪問記で書くとして、ここではやっぱりおいしいうちごはんのご紹介ですよね。

それは何と、朝ごはんの時間にやってきました。暖炉の前の、子ども用のような小さなテーブルについた私たちの横にゴメスネヴァドさんがやってきて、おもむろに暖炉の上に置いてあった50cmくらいの細長い木の枝(先が鳥の足みたいに3股に分かれてるんです。もちろん自然に)を手に取り、その3股に分かれた先にパンをさして、暖炉の火でパンをあぶってくれたんです。

今では体験したくても簡単にできない暖炉のトースター。程よく焼けたパンにはたっぷりのゴメスネヴァド家のオリーブオイルをふりかけ、お好みでトマトをつぶしたものか、ハチミツを塗って食べます。このあたりは、オリーブの大産地なので、当然バターではなく油分といえばオリーブオイルなのです。ゴメスネヴァドさんのように大胆にオイルをふりかけて、そしてやはりご近所の手作りのおいしいハチミツもたっぷり塗って口に運ぶと。暖炉でさっくりと焼かれたほかほかのパンに、ゴメスネヴァド家のしっかりした味わいの搾りたてのオイルがしみて、そこに甘いハチミツが絡んで、もうサイコー!この組み合わせかなりいけます。トマトがおいしいのは絶対にわかっていたことだけど、甘いハチミツとも合うのが驚きでした。どれも何の加工もしない、これ以上ないシンプルな組み合わせ。素材の良さが証明される、ほんとにおいしい朝ごはんでした。

ゴメスネヴァド家の朝ごはん再現には暖炉が必要なので、今日は肉や魚介類、そして油っこい料理が多い…と後半疲れ気味だったスペインのバルで食べた料理の中で、唯一野菜のみでいくらでも食べられてしまったシンプルでおいしい一皿をご紹介します。

(2010年3月30日 長谷川)

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