力強く、上質な白
やや淡いレモンイエロー。
香りの種類が非常に多く、華やか。
パイナップルに桃のコンポート、ハーブや、白いスパイスに、白墨や鉱物的なミネラル感もしっかりと感じる。そしてそれら全体をまるでパイやタルトのような甘やかで香ばしい香りがまとめあげる幸福な香り。様々な香りが複雑に絡み合いとても楽しめる。
口当たりはまろやか。非常に凝縮された果実味と、それに負けない酸味が力強く、満足感ある飲みごたえ。
余韻は非常に長く、後味に残る幸福な香りの印象がそのまま、最後まで楽しめる。
オーストリア、クレムスタールの辛口白ワイン。
かすかにオークの香り、凝縮感、力強い料理と相性が良い。
厚みがありフルボディ。経年のポテンシャルが高いすばらしいワイン。
ERSTE LAGE格付。
※モスブルゲリン (単一畑、固有名詞):特級畑
※レス
※酵母はぶどうの皮に付いた天然酵母のみ
※房から茎を取り除き、ワインに強さを与えるため3-9時間のスキンコンタクト
※スクリューキャップ
※180ケース生産
マントラーホフより
DACクレムスタール
クレムスタールはDAC産地呼称制度を適用したワイン生産地としてオーストラリアで最初に国際的に知られるようになりました。2,200ヘクタール未満のぶどう園から成るクレムスタールは、世界的に高品質でミネラル感のある白ワイン、主にグリューナー フェルトリーナーやリースリングなどで知られています。この評判は他の2つの有名な地域、ヴァッハウとカンプタール(いずれもクレムスタールの近く)とも共有しています。これら2つの地域はまだDAC産地呼称制度を採用していません。
クレムスタールワインは素晴らしいけれども、ヴァッハウやカンプタールのワインなどのように実際のところ明確には定義されていません。ワインメーカー、シュタット クレムスのフリッツ ミースバウワーやシュティフト ゲットヴァイク達は「今、DACを取得して、消費者はクレムスタールワインのぶどうやスタイルを正しく知ることになるだろうと私たちは考えています。」と言っています。
クレムスタールDACはグリューナー フェルトリーナとリースリング種だけを使用する二層構造のシステムです。ワインはアルコール度数が12-12.5%の辛口で軽いスタイル、またはアルコールが最低でも13%の辛口でしっかりした「レゼルヴェ」のどちらかとなります。
クレムスタールは2003年にシステムが導入されて以来、DACを取得したオーストリアの19のワイン生産地の中で4番目になります。他のDACの地域はヴァインフィアテル、ミッテルブルゲンラント、トライゼンタールなど、皆、国際的にはあまり知られていない評判を大きく育てようと努力しています。
レス(Loess)
レス土壌は氷河期に風によって堆積したもので、広く普及している土壌です。クレムス西部に台地を形成しています。地質学的にはとても若く6万年から1万年ぐらいです。クオーツ(石英)、長石、マイカ(雲母)、カルサイト(方解石)から成ります。後者は台木の活用に特に重要です。レスの多孔性との組み合わせは私たちのワインの基本的な個性に大きな影響を与えています。台地の良く知られた例としては中国の景観に影響を与えた広大なレス(黄砂)があります。