スペインワイン
スペインのオーガニックワイン
Spain
スペインは世界有数のワイン大国。ぶどうの栽培面積は世界一です。夏は40度を超える地方もあり、太陽の恵みをぎゅっと凝縮した力強い味わいのワインが多く、歴史と文化の深い土地でもあります。
スペインのワイン生産者
ネヴァド家(アンダルシア州)
ボデガ ゴメス ネヴァド - Bodegas Gabriel Gomez Nevado
アンダルシア州コルドバ北部の乾燥した温暖な気候の下、1870年からワイン造りを続けるネヴァド家は、1988年に同州で最初にオーガニック栽培を始めた一家です。オリーブとワインを栽培・生産し、農家民宿も経営しています。
バルトラ家(カタルーニャ州)
ベガ デ リベス - Vega de Ribes
1540年から続くワイン農家で、現当主は20代目。当主はスローフード協会員で、現地では幻となった品種マルヴァジアのワイン造りに情熱を注いでいます。国費留学生として、アメリカの大学で醸造学を修めた努力家です。
ビベス家(カタルーニャ州)
マス デ ラ バセロラ - Mas de la Basserola
カヴァの産地では最も標高の高い自然公園に囲まれた地で、ワイン作りをしています。祖先が150年耕し続けたミネラル豊富な畑に感謝し、その年のぶどうの持つ本来の味やアロマを表現するべく自然な農法を選択。
ラミレス家(リオハ州)
ラス セパス - Las Cepas
銘醸地リオハ南部の乾燥しきった荒涼台地に位置し、わずかに流れる地下水脈が地表に現れたオアシスの周囲がぶどう畑。朴訥な兄が丹精して栽培、饒舌な伊達男の弟が醸す。メダル受賞も多数ある実力派の生産者です。
コティーノ家
アランレオン - Aranleón
モンテサンコ - Montesanco
太陽が強烈に照り付けるバレンシアの乾燥した大地で、この地に魅せられた農業学校出身のマリアとその夫パコが1927年から続くワイナリーを引継ぎスタート。テロワールに敬意を表し2003年からオーガニック開始。
スペインワイン特集
太陽の日差しをうけるスペインワイン
情熱の国、スペイン。地中海性気候と太陽の恵みをいっぱいに受けて、ぶどうの栽培面積は世界一、ワイン生産量はイタリア、フランスに続いて第3位と、世界有数のワイン大国です。
リオハの赤、カタルーニャのカヴァのほか、アンダルシアのヘレスも有名です。照りつける太陽の日差しに夏は40度を超える地方もあり、その暑さから逃れるためにシエスタ(午睡)は欠かせません。夜はバルでタパスをつまみながらシェリーを片手におしゃべり。太陽の恵みをぎゅっと凝縮したスペインワインをぜひ一度お試しください。
スペインワインの地域と特長
アンダルシア州
アンダルシアの街並み
アンダルシア州はスペインの南に位置し、コルドバの歴史地区やセビリアの大聖堂などの世界遺産があります。またフラメンコや闘牛の発祥地でもあり、観光地としても人気の高い歴史深い州です。
歴史の中で、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の影響を受けてきた地域でもあり、コルドバのメスキータなどの建築物や食文化にもその多様性が現れています。
ネヴァドさんが造る酒精添加をしない辛口シェリータイプのドラドは、食前酒としてそのままはもちろん、バルで楽しむおつまみメニューと相性抜群です。また、低速遠心分離法で丁寧に採油されたオリーブオイルは力強く香り高い逸品。この地方の定番朝食メニュー、パンコントマテだけではなく、そのままチーズや生ハムにかけたり、揚げ物、炒め物に使ったりと、ありとあらゆる場面で大活躍しています。
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カタルーニャ州
サグラダ・ファミリア
カタルーニャ州はサグラダ・ファミリアなどの世界遺産があるバルセロナを州都とし、ローマ時代より一大ワイン産地としてスペインワインを牽引してきた地域です。生産されるぶどうの約7割が白ぶどうで、カヴァと呼ばれるスパークリングワインが有名です。
現地では幻となった品種マルヴァジアでオーガニックの辛口ワインを作るのは、バルトラ家だけ。グランヴァンに匹敵する、存在感のあるワインです。そのほか、フレッシュながらしっかりした飲みごたえのあるペネデス ソーヴィニョン ブラン 白や、凝縮感のあるペネデス 赤など、スペインの眩しい太陽をいっぱいに浴びたぶどうを感じられるワインを楽しむことができます。
ペネデスの中でも最も標高の高いマンデオ高原でカヴァを造るビベス家は、工業的で画一的な大量生産品のカヴァではなく、自分たちが住む土地のぶどう品種の特長を最大限に引き出した「自分たちだけのカヴァ」を理想とします。そのためになるべく人の手を介入させず、余計なものを添加せず、自然のバランスを大切にしながらワインそのものが望んでいる本来の味を表現することを心がけています。
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リオハ州
ラミレス家のアルベルトさん
古代ローマ時代からぶどう畑があったといわれ、ワインの銘醸地として知られるリオハは、スペインのやや北東に位置しています。キリスト教の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路も通っており、歴史と文化の深い地でもあります。
畑から古代ローマ時代の銀貨が見つかったことに由来するシンコ・デナリオス(5枚のデナリオス銀貨、という意味)や、千夜一夜物語のヒロインの名が付いた白ワインなど、物語を感じる名前のワインを造っています。表情豊かなワインは、そのロマンティックな名前と相まって、プレゼントやワイン会でも話題を呼びそうです。
バレンシア州
アランレオンの畑
スペイン南東に位置し、地中海に面しているバレンシア州。中世の面影が漂う旧市街地や地中海の陽光きらめくリゾート地の印象が強いスペイン第3の都市ですが、海沿いの広大な平野と近接して山岳地帯が連なっており、この高低差による内陸性気候がぶどうを育てる環境に適しているため、ワイン産地としても古くから盛んです。
マヴィが取り扱うバレンシアワインの生産者はコティーノ家。北西の高原地帯にあるアランレオンとモンテサンコという2つのワイナリーを所有しています。昔ながらの地場品種を使った自然に寄り添うワインづくりを目指しており、2003年からオーガニック栽培を、2017年からビオディナミ農法を採用。全てのラベルに点字を採用したり、清澄に使用するたんぱく質も植物由来のみのというヴィーガンにも優しい取り組みも行っています。テロワールを大事にしながらも先鋭的な挑戦を続ける魅力的なワイン農家です。
スペインの食事
食事の時間
アンダルシアでの朝食
スペインでは1日に5回食事をとるといわれています。
朝は軽くコーヒーとパンなど、その後12時頃に軽食、ランチは大体昼14時頃からで一日の食事の中で一番しっかりとることが多いようです。夕方19時頃に軽くバルなどで軽食やおやつをつまみます。
スペインの標準時は東のドイツやフランスと同じものを採用しており、ずっと西のほうにあるスペインでは日没が遅くなるため、夕食も22時から23時頃にとるのが一般的。
レストランも夜の20時頃からでないとオープンしていません。深夜0時頃になっても、大人たちが食事を取っているバルの前の広場などでは、小さい子供たちが大勢遊んでいる光景を見かけます。日本ではなかなか信じられませんが、スペインではごく当たり前のことなのです。
スペインの食材
タパス盛り合わせ
スペインは海の幸、山の幸に恵まれ、素材を生かした料理が多く見られます。山間部ではどんぐりを食べて育ったイベリコ豚の生ハムやチョリソーなどの肉加工品や、それらを使ったレシピが豊富です。
また、オリーブオイルも有名でいろいろな料理に使われています。スペインではオリーブオイルを食材や料理に直接かけて食べることも多く、サラダはもちろんのこと、チーズや生ハムなどにも調味料のようにかけていただきます。
スペインのバル文化
イベリコ豚の生ハムやパエリヤ
スペインの食文化を語る上で欠かせないのがバル文化です。
バルでは朝から晩までメニューを変えて1日中(昼休みがある場合を除き)軽食が楽しめます。人気店では、夕方から深夜にかけて、タパと呼ばれる小皿の料理をつまみながらシェリー酒やビール、ワインなどを楽しむ人々であふれています。
このタパを食べながらお酒を軽く楽しむスタイルは、「タパオ」という動詞にもなっています。
大抵は1軒にとどまらず数軒の店を回ります。ネヴァド家を訪れたときも、この店はサンドウィッチがおいしい、次の店はチーズと生ハム…とお気に入りのお料理がそれぞれにあるようでした。看板メニューをつまんでさっと次の店へ移動し、活気のあるなかでおしゃべりを楽しむ、なんとも粋な文化です。
スペイン ワイン
おすすめ人気ワイン
ブレス ロブレ 赤
・商品番号:71003
・生産者:コティーノ家
(スペイン・バレンシア)
やや紫がかった輝くルビー色。熟した果実の香りにカカオのニュアンス。凝縮した果実味が心地良く余韻に続く。
- 合う料理:軽めのパスタ、ピッツァ、チキンやポークのシンプルなソテーなど
- 通常価格:2,365円 (税込)
- 会員価格:2,175円 (税込)
ペネデス 白
・商品番号:48002
・生産者:バルトラ家
(スペイン・カタルーニャ)
トロピカルフルーツの中に微かにハーブの香り。酸味、果実味のバランスが大変良く、口当たりはまろやか。
- 合う料理:たこのマリネ、チキンサラダ、魚介のフリット、キッシュ、魚介の塩炒め、えびしゅうまい、海老しんじょう、野菜かき揚げ
- 通常価格:3,300円 (税込)
- 会員価格:3,036円 (税込)
フルーティでフレッシュ
ほどよい熟成感
ボリュームのある白
豊かな果実味と飲みごたえ
魚料理との相性抜群
満足度抜群な濃厚赤
優しい手作りの泡
熟成するオーガニックオイル
食前食後に、ひと口の幸せ
グラン ヴァンに匹敵
濃密でエレガント
複雑さを秘めた濃密な白
フレッシュな白BIB
中重口で飲みやすい赤BIB
スペインワイン生産者の紹介
ボデガ ゴメス ネヴァド(ネヴァド家)/スペイン・アンダルシア
アンダルシア州コルドバ北部の乾燥した温暖な気候の下、1870年からワイン造りを続けるネヴァド家は、1988年に同州で最初にオーガニック栽培を始めた一家。オリーブとワインを栽培・生産し、農家民宿も経営。
ベガ デ リベス(バルトラ家)/スペイン・カタルーニャ
1540年から続くワイン農家で、現当主で20代目。当主はスローフード協会員で、現地では幻となった品種「マルヴァジア」のワイン造りに情熱を注いでいる。国費留学生として、アメリカの大学で醸造学を修めた努力家。
マス デ ラ バセロラ(ビベス家)/スペイン・カタルーニャ
カヴァの産地では最も標高の高い自然公園に囲まれた地で、ワイン作りを開始。祖先が150年耕し続けたミネラル豊富な畑に感謝し、その年のぶどうの持つ本来の味やアロマを表現するべく自然な農法を選択。
アランレオン & モンテサンコ(コティーノ家)/スペイン・バレンシア
太陽が強烈に照り付けるバレンシアの乾燥した大地で、この地に魅せられた農業学校出身のマリアとその夫パコが1927年から続くワイナリーを引継ぎスタート。テロワールに敬意を表し2003年からオーガニック開始。