ルーション ワイン
ルーションのオーガニックワイン
Roussillon
ルーションはフランス南部でスペインとの国境に隣接する地域です。地中海性気候で暑く乾燥しており、様々なぶどう品種の栽培に適した環境のため、比較的自由なワイン造りの風土に理想のワインを追い求める先進的なワイン生産者たちが惹かれ、近年この地を盛り上げています。
ルーションのワイン生産者
ブーリエ家
シャトー ド ルー - Château de l’Ou
スペイン国境にほど近いフランス・ルーション地方で1999年からワイン造り。畑は34ha。ボルドー大学で醸造学を修めた奥さんとボルドー大学農学部出身のご主人は、常に完璧を目指し、伝統的なものから斬新なものまでワイン造りに夢中。
ルーション ワイン特集
ルーションワインについて
フランスの南西端、スペインとの国境に隣接するルーション地方は、1659年のピレネー条約によってフランス領になるまでカタルーニャの一部でもあったため、現在も食文化や言語などに、カタルーニャの色を強く残しています。
例えばブーリエ家のシャトー名「ルー(l'ou)」はカタルーニャ語で「卵」という意味ですが、これは敷地内にある馬の水飲み用の池が楕円形で卵に似ていたことから土地の名前になったのだそう。
またカタルーニャ人にとって神聖な山とされる風光明媚なカニグー山が有名で、ペルピニャンの町にはカタルーニャ人が残したレンガの城址なども残っています。
隣り合うラングドックと合わせた「ラングドック・ルーション地域圏」は、フランス最大のワイン生産量を誇りますが、昔は安いテーブルワインばかり生産されていたため、ブルゴーニュやボルドーに比べて知名度はかなり低い場所でした。しかし近年では枠にとらわれない自由なワイン造りのできる土地として意欲的な生産者が増え、ワインの質が向上。リーズナブルな価格でおいしいワインが見つかる産地として注目を集めています。
ルーションの特長
ブーリエ家の畑
地中海性気候で、暑く、乾燥しています。冬に霜が降りることはめったになく、夏はかなり気温が高くなります。ラングドック地方と同様、トラモンタンというピレネーからの冷たい風が吹き降り、ぶどうを病害から守ってくれます。 カニグー山をはじめとするピレネー山脈の渓谷や、地中海のビーチリゾートなど、ルーションは自然あふれる景観が楽しめる場所でもあります。
ルーションワイン
ブーリエ家のぶどう
カリニャンやグルナッシュといった暑い気候を好むぶどうがよく育ち、夏の太陽を浴びた濃厚で果実味のある赤ワインが楽しめます。また、バニュルスなどの天然甘口ワインも名物のひとつです。
フランスオーガニックワインの先駆け
ブーリエ家のカーヴ
ラングドック・ルーション地方はフランスのオーガニックワイン造りの先駆けとなった土地でもあります。
理想のワイン造りを追求した結果、ラングドックのタリ家やルーションのブーリエ家のように、ぶどうのオーガニック栽培に行き着くワイン農家は少なくありません。また、高級ワイン産地に引けをとらないための付加価値としてもオーガニック農業を選択するワイン農家が増えています。
この地方の暑く乾燥した気候によって、ぶどうが病気になるリスクが減るため、病気を防ぐための農薬を使用する必要も少なくなります。昔からぶどう作りに適したラングドック・ルーション地方は「無理をせずその土地に合ったものを」作るオーガニック農業に向いている土地でもあったのです。
また、マヴィの生産者が多数参加している世界最大のオーガニックワイン見本市「ミレジム・ビオ」も毎年1月にこのラングドック・ルーション地域圏の首府モンペリエで開催されています。
この見本市は、フランスでもまだまだオーガニック農業が浸透していない1993年にラングドック・ルーション地方のオーガニックワイン農家の有志によってスタートしました。
マヴィがオーガニックワイン専門店として創業した1998年にこの見本市を訪れたときの出展者はわずか50ブースのみ。その中には今でもお付き合いのあるタリ家や、プロヴァンスのドウェル家、ローヌのカバニス家、アシャール家もありました。
今ではフランス国外からの出展者も増え、2015年は800ブースが参加するなど年々規模が大きくなり続けていますが、当時のアットホームな面影も残しながら、今日のオーガニックワインを牽引し続けています。
ルーションワインの生産者紹介
シャトー ド ルー(ブーリエ家)/フランス ルーション
ブーリエ家はスペインに程近い南仏ルーションで、家族経営しているシャトー。ご主人のフィリップさんが家族が経営する保険会社と畑とをかけもちしているため、主に奥様のセヴリーヌさんがぶどう栽培からワイン醸造を手掛けています。
セヴリーヌさんはボルドー出身で、ボルドー大学で醸造学を修めた女性です。ワインづくりには非常にこだわりが強く、完璧主義。世界でも多くの受賞歴があるほど素晴らしい生産者です。マヴィでも黄金比率やマヴィ創立記念オリジナルワインなど数々のロングセラーワインが大人気。ルーションという土地は真にすばらしいワインを生み出せるということをブーリエ家が証明しています。
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ルーションの食事
カタルーニャの影響が色濃く残るルーションでは、食事にもカタルーニャ文化が残っています。
パプリカやなすなどの野菜をグリルしオーブオイルでマリネしたエスカリバダや、ニンニクや卵黄、オリーブオイルから作られるアイオリソースもカタルーニャの伝統料理です。
エスカルゴもブルゴーニュ風とは異なり、プチグリと呼ばれる小さな種類のカタツムリを炭火で焼いて仕上げにラードを回しかけるのがカタルーニャ風。お好みでアイオリソースをつけて食べます。
また海岸線では魚介料理も楽しまれ、中でも港町のコリウールはアンチョビの名産地として有名です。
ルーションワインと楽しむごちそうレシピ
きりっとした白とあわせたい地中海風レシピ
しっかりめの赤と堪能する肉料理
※左から…エスカルゴ、野菜のグリル
ルーション ワイン一覧
おすすめ人気ワイン
最も美しい比率で造られたワイン
・商品番号:44001
・生産者:ブーリエ家
(フランス・ルーション)
フレッシュな赤い果実を思わせる風味の中に穏やかな渋みが存在する、どこかほっとするワインです。日常的に飲んで頂ける味と価格が魅力です。
- 合う料理:カマンベールチーズ、カレー料理、甘酸っぱい味、豚肉のしょうが焼き、鶏のチリソース、ポークケチャップ
- 通常価格:3,025円 (税込)
- 会員価格:2,783円 (税込)
爽やかで心地よいロゼワイン
・商品番号:44014
・生産者:ブーリエ家
(フランス・ルーション)
さくらんぼやアプリコットに薔薇の蕾やサンザシを思わせる花の香り。生き生きとした酸味と果実味が広がり、抜群のバランスの良さでグラスが進みます。様々なお料理と合わせたいロゼワインです。
- 合う料理:野菜料理、焼き鳥(塩)、焼き豚、中華料理
- 通常価格:4,510円 (税込)
- 会員価格:4,149円 (税込)
シャトー ド ルー(ブーリエ家)/フランス ルーション
スペイン国境にほど近いフランス・ルーション地方で1999年からワイン造り。畑は34ha。ボルドー大学で醸造学を修めた奥さんとボルドー大学農学部出身のご主人は、常に完璧を目指し、伝統的なものから斬新なものまでワイン造りに夢中。
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