ラングドック ワイン
ラングドックのオーガニックワイン
Languedoc
ラングドックはフランス南西部に位置するワイン産地でフランスワイン生産量No1の一大産地です。またフランスのオーガニックワイン造りの先駆けとなった土地でもあり、毎年1月には世界最大のオーガニックワイン見本市ミレジム・ビオも首府モンペリエで開催しています。
ラングドックのワイン生産者
レヴォル家
ブロー - Brau
城壁都市カルカッソンヌの近郊で1980年代からオーガニックを続けているドメーヌを購入。畑は地中海と大西洋気候の影響を受け、様々な品種が育ちます。自然農法やSO2無添加などナチュラルなワイン造りに意欲的です。
タリ家
ドメーヌ ド ブロー - Domaine de Brau
城壁都市として名高いカルカッソンヌの近郊に40haの畑を所有。オーガニック転換は1989年。地中海側でありながら、大西洋岸気候の影響も受け、南北の様々な品種の栽培が可能。受賞ワインも多数ある実力者です。
ベリュウ家
ブランケット ベリュウ - Blanquette Beirieu
カルカッソンヌの西、リムー地方で5haのぶどう畑を1981年からオーガニック栽培。当主はオーガニック生産者団体『ナチュール&プログレ』の会長を務めていたことも。ワインは全てSO2無添加ゆえ、まるで1点ものの焼き物のよう。古代製法で造られるラ ボエームは稀少なワインです。
商品一覧:ラングドック ワイン
ラングドック ワイン特集
ラングドックワインについて
ラングドックは「オック語(Langue d'Oc)」という意味を持ち、かつてロマンス語の中のオック語という言語が話されていた地域の総称となっています。マヴィのラングドック地方の生産者タリ家のドメーヌ名にも使われている「ブロー(Brau)」はオック語で「雄牛」を意味しています。
この地方で有名な場所といえば、カルカッソンヌ。ローマ時代に建設された城塞都市シテはユネスコの世界遺産にも登録され、フランスではモンサンミッシェルに次ぐ人気の観光都市となっています。要塞都市らしい入り組んだ細い路地のシテを歩くと、まるで中世にタイムスリップしたかのようです。
隣り合うラングドックと合わせた「ラングドック・ルーション地域圏」は、フランス最大のワイン生産量を誇りますが、昔は安いテーブルワインばかり生産されていたため、ブルゴーニュやボルドーに比べて知名度はかなり低い場所でした。しかし近年では枠にとらわれない自由なワイン造りのできる土地として意欲的な生産者が増え、ワインの質が向上。リーズナブルな価格でおいしいワインが見つかる産地として世界中から注目を集めています。
ラングドックの特長
タリ家の畑
ラングドックの多くは地中海性気候ですが、カルカッソンヌなど大西洋気候の影響も受ける場所もあります。
カルカッソンヌの近郊にあるタリ家の畑の土壌は石灰質で、地中深くは砂岩質。地中海性気候に向くラングドックのメインとなるぶどう品種(シラーやグルナッシュなど)の他にもカベルネソーヴィニヨンやメルローといったボルドーで有名な品種や、ピノノワールなどの栽培にも挑戦しています。
ラングドックの西側に位置するリムー、標高300~400mの山の上にあるロックタイヤードという村にベリュウ家の畑があります。畑の土壌はブランケットやモーザックといったぶどう品種に向く粘土石灰質です。
ラングドックワインの栽培・作り方
ベリュウ家の畑
広大なラングドックでは様々なタイプのワインが造られていますが、主に南仏の太陽で育ったぶどうから果実味のある濃厚な赤ワインや、カジュアルに楽しめる白ワインが多く見られます。
リムーは、シャンパーニュができるより前にフランスで初めてスパークリングワインが造られた町でもあり、古代製法で造られるスパークリングはぶどう本来の甘さを残した優しい味わいが楽しめます。
フランス最大のオーガニックワイン産地でもあり、マヴィの生産者をはじめとする意欲的な生産者が手掛けたこだわりの1本に出会える場所でもあります。
フランスオーガニックワインの先駆け
ベリュウ家のワイン棚
ラングドック・ルーション地方はフランスのオーガニックワイン造りの先駆けとなった土地でもあります。
理想のワイン造りを追求した結果、ラングドックのタリ家やルーションのブーリエ家のように、ぶどうのオーガニック栽培に行き着くワイン農家は少なくありません。また、高級ワイン産地に引けをとらないための付加価値としてもオーガニック農業を選択するワイン農家が増えています。
この地方の暑く乾燥した気候によって、ぶどうが病気になるリスクが減るため、病気を防ぐための農薬を使用する必要も少なくなります。昔からぶどう作りに適したラングドック・ルーション地方は「無理をせずその土地に合ったものを」作るオーガニック農業に向いている土地でもあったのです。
また、マヴィの生産者が多数参加している世界最大のオーガニックワイン見本市「ミレジム・ビオ」も毎年1月にこのラングドック・ルーション地域圏の首府モンペリエで開催されています。
この見本市は、フランスでもまだまだオーガニック農業が浸透していない1993年にラングドック・ルーション地方のオーガニックワイン農家の有志によってスタートしました。
マヴィがオーガニックワイン専門店として創業した1998年にこの見本市を訪れたときの出展者はわずか50ブースのみ。その中には今でもお付き合いのあるタリ家や、プロヴァンスのドウェル家、ローヌのカバニス家、アシャール家もありました。
今ではフランス国外からの出展者も増え、2015年は800ブースが参加するなど年々規模が大きくなり続けていますが、当時のアットホームな面影も残しながら、今日のオーガニックワインを牽引し続けています。
ラングドックワインの生産者紹介
ブロー(レヴォル家)/フランス ラングドック
レヴォルさんは、城壁都市カルカッソンヌの近郊で1980年代からオーガニックを続けているタリ家(現在は引退)のドメーヌを引き継ぎました。畑は地中海と大西洋気候の影響を受け、様々なぶどう品種が育つ恵まれた環境にあり、レヴォルさんはその多様な品種に魅力を感じています。
レヴォルさんはオーガニック農業の先を行く自然農法や、SO2無添加などよりナチュラルなワインにも挑戦。
1980年代からオーガニックワインのパイオニアが保ち続けていた活きた畑のぶどうを生かし、先進的な技術と自然への熱い情熱をもって意欲的にワインづくりに取り組んでいます。
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ドメーヌ ド ブロー(タリ家)/フランス ラングドック
タリ家はご主人であるガブリエルさんのお父さまが1960年代に畑を購入し、1982年に今のタリ夫妻(ウェニー&ガブリエル)が畑を引き継ぎました。ドメーヌ名はこの地方の方言で、若い雄牛を意味する"Brau"(ブロー)。
オーガニック農業に転換したのは、1989年で当時はフランス全体ではまだほとんど普及していなかったオーガニック栽培を先駆けて実践されました。以来、自分達の環境を守るため、健康的な製品を販売するため、そして汚染されていない場所で暮らす喜びを追求するため、仕事・畑・生活の垣根なく、ずっとドメーヌでぶどう栽培・ワイン造りを続けています。このタリ夫妻が、ワイン造りで一番大切にしていることはハーモニー(調和)。目指すのは、「繊細さと優雅さ、高い表現力を持つワイン」だそう。受賞ワインも多数ある実力者です。
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ブランケット ベリュウ(ベリュウ家)/フランス ラングドック
ベリュウ家は、ラングドック=ルーションの西方に位置するリムーという地方で、スパークリングワインのラ ボエーム(リムー古代製法)と、赤ワインのカイロルを造っています。1981年にはオーガニック転換をし、EUのオーガニック農業に対する法律ができる前から活動してきた「ナチュール&プログレ」というオーガニック団体の会長を務めたこともあります。
ベリュウ家のこだわりとして、ナチュラルなワインを造るためにS02(二酸化硫黄)を一切使いません。そのためワインは1本1本「個性的」。味を補正しないオーガニックワインではよくあると言えなくもないのですが、ベリュウ家のワインはまるで1点ものの焼き物のよう。開けるたびに新しい発見が楽しめます。
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ラングドックの食事
ラングドックを代表する食事といえば、カルカッソンヌのカスレが有名です。カスレは、ソーセージや鴨のコンフィをインゲン豆やトマトでゆっくり火にかけた煮込み料理で、ラングドックの赤ワインにぴったりの味わい。また沿岸部ではブイヤベースに似た「Bourride」という魚介の煮込み料理があります。アンコウなどを使い、アイオリソースを添えて食べるのが特徴です。
またチーズは山羊乳を使ったシェーブルチーズが中心で、「ペラルドン」などが有名です。
ラングドックワインと楽しむごちそうレシピ
きりっとした白とあわせたい地中海風レシピ
しっかりめの赤と堪能する肉料理
甘口スパークリングと楽しむやさしいおやつ
- クレーム・キャラメル
- カマンベールなどの白カビチーズなどもおすすめです
※左から…カスレ、チーズ
ラングドック一覧
おすすめ人気ラングドックワイン
古代製法の希少なワイン
・商品番号:30001
・生産者:ベリュウ家
(フランス・ラングドック)
これぞ自然!ぶどう果汁と皮に着いた天然酵母だけで、糖分を一切加えずに造る希少な古代製法の、酸化防止剤無添加、無濾過スパークリングワイン。
- 合う料理:ヘーゼルナッツ、アペリティフ用のビスケット、サブレ、パネットーネ
- 通常価格:4,950円 (税込)
- 会員価格:4,554円 (税込)
ベリュウ家のSO2無添加、赤ワイン
・商品番号:30002
・生産者:ベリュウ家
(フランス・ラングドック)
熟したプラムにクローヴやシナモンなど香り。溢れるように豊かで柔らかい果実味と、それを支えるバランスの良い酸味。追いかけるようにしっかりと広がるボリューム感と豊富なタンニンで、飲み応えも十分。自然をそのまま瓶詰めしたような豊かな味わいを楽しめます。
- 合う料理:豚の味噌漬け、ラム煮込み、ラムのトマト煮込み、イノシシ鍋、デミグラスソースの料理
- 通常価格:4,730円 (税込)
- 会員価格:4,351円 (税込)
力強く、しなやかな赤
軽快で爽やかな白
グラスがすすむ軽め赤
人気のシャルドネBIB
気軽に飲めるメルロー
華やかな香り
希少品種の懐かしい味わい
エレガントな赤
気まぐれで個性的
プチ ヴェルドー100%
驚きのシラー
豊かな果実味
古代製法の希少なワイン
ブロー(レヴォル家)/フランス ラングドック
城壁都市カルカッソンヌの近郊で1980年代からオーガニックを続けているドメーヌを購入。畑は地中海と大西洋気候の影響を受け、様々な品種が育ちます。自然農法やSO2無添加などナチュラルなワイン造りに意欲的です。
>>タリ家のワイン一覧へ
ドメーヌ ド ブロー(タリ家)/フランス ラングドック
都市として名高いカルカッソンヌの近郊に40haの畑を所有、オーガニック転換は1989年。地中海側でありながら、大西洋岸気候の影響も受け、南北の様々な品種の栽培が可能。受賞ワインも多数ある実力者です。
>>タリ家のワイン一覧へ
ブランケット ベリュウ(ベリュウ家)/フランス ラングドック
カルカッソンヌの西、リムー地方で5haのぶどう畑を1981年からオーガニック栽培。当主はオーガニック生産者団体「ナチュール&プログレ」の会長を務めていたことも。古代製法で造られるブランケットはとても稀少な品です。
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