フランス南西 ワイン
フランス南西のオーガニックワイン
Sudouest
フランス南西は、ボルドーの南、北はアキテーヌ地方から南はピレネー山脈を介してスペインと隣接するミディ・ピレネーまでを含む地域の中で、飛び石状のエリアの総称として使われています。高級ブランデー、黒ワインと呼ばれる濃厚な赤のカオール、ジュランソンの甘口ワインなど個性的なワインが多く近年注目されています。
フランス南西のワイン生産者
バロー家
ドメーヌ ド パジョ - Domaine de Pajot
三銃士ダルタニアンの出身地で有名なフランス南西地方ガスコーニュ。オーガニック農家は少なく難しい土地ですがそれでも高い技術力と忍耐で果敢にチャレンジするのが誇りと言い切る当主のダミアン。妥協の無い徹底した品質管理が身上。
ゴダン家
シャトー ヴァン ド タン - Château Vent d’Autan
フォアグラの産地で知られ「黒ワイン」と呼ばれるほど凝縮感のある赤ワインを産出するフランス南西地方・カオールで1987年にぶどう栽培を始め、1991年にオーガニック認証取得。以降デメター認証も。夫婦二人三脚のワイン造りをしています。
オリセ家
シャトー ラピュイヤード - Château Lapuyade
ピレネー山脈麓、標高300mのまるで絵のような村。ぶどう畑の除草はお隣の羊、そのお礼はおいしいチーズ、そしてそのお返しはワイン。本当に豊かな人間関係、食卓がここにはあります。糖度の高い果汁を採るため、収穫は冬の最中(12月初旬)まで続くにもかかわらず全量手摘みで機械は一切なし!補糖は認められていますが、オリセ家では砂糖も添加せずにおいしい自然な甘口ワインを造ります。
フランス南西 ワイン 特集
フランス南西 ワインについて
ボルドーやブルゴーニュといった有名な地方に比べて、あまり聞きなれないフランス南西地方のワイン。
「フランス南西」は、ボルドーの南、北はアキテーヌ地方から南はピレネー山脈を介してスペインと隣接するミディ・ピレネーまでを含む地域の中で、飛び石状に存在するワイン生産地の総称として使われます。
フランス南西地方のワインは、すぐそばの有名ワイン産地ボルドーの影に隠れがちでしたが、泡、ロゼ、甘口、黒ワインなど独特な種類のワインが産出され、近年注目を集め始めています。
フランス南西の気候
フランス南西地方は海洋性の温暖な気候で、比較的雨が多い地域です。
実は、太陽と乾燥を好むワイン用のぶどうの栽培にはあまり向いていないのです。そのため、ワインを蒸留して造るブランデーの技術が発展してきました。そして高級ブランデーのアルマニャックが誕生します。現在では温度管理の技術が向上し、すっきりとした味わいが魅力的な辛口の白ワインなどを造る生産者も増えています。
※左から…ピレネー山脈の夕焼け、カオールを造るゴダン家の畑、白ワインやブランデーになるガスコーニュのぶどう
フランス南西ワイン生産者の地域と特長
高級ブランデーアルマニャックの産地、ガスコーニュ
バロー家の部屋
バロー家があるガスコーニュでは高級ブランデーのアルマニャックが造られています。マヴィでは現在取り扱いがありませんが、やはりバロー家もアルマニャックを製造しています。マヴィではアルマニャックの原料となるすっきり辛口の白ワイン「ガスコーニュキャトルセパージュ」が人気。
近年フランスでは若者のワイン離れが進む中、アペリティフ(食前酒)などで気軽に飲める、すっきりとした味わいのワインの人気が高まってきています。
こうした需要もあって、バロー家ではバランスがよく、いつでも飲みたくなるような味わいの白ワイン造りに取り組んでいるのだそう。ぜひよく冷やして、フレッシュなうちにお楽しみくださいね。
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しっかり重口「黒ワイン」が魅力のカオール
ゴダン家の建物
カオールでは、「黒ワイン」と呼ばれる赤ワインが造られています。名前の通り、グラスの向こう側が見えないほどポリフェノールが豊富で、濃い色と飲みごたえのある味わいが特長です。しっかりした味わいの赤ワインは、お肉料理との相性はもちろん抜群。またこの地方の名産のフォアグラや、青カビのチーズとも楽しめます。
マヴィのカオール生産者、ゴダンさんは月の満ち欠けや星の運行なども取り入れたビオディナミ農法を取り入れています。写真の独特な形の建物は、自然素材で建てられた環境に優しいカーヴ。自然な換気が出来る構造のため、電気冷房いらずです。
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ピレネー山麓で極上の甘口ワインを造る、ジュランソン
オリセさん
ピレネー山脈麓の起伏のある丘陵地帯ではジュランソンという甘口のワインが造られています。人口約7000人ほどの村ジュランソンで、遅摘み(ヴァンダンジュ・タルディヴ)することにより水分が抜け、糖度が増したぶどうを使うことによって、甘口から極甘口のワインとなります。AOCでは補糖が認められていますが、マヴィのジュランソン生産者オリセ家では補糖は一切していません。
ジュランソンの更に格上ジュランソンキュヴェマリルイーズ用のぶどうを収穫する11月には、寒さで実が凍っていることもあるほど。そんな中でも、収穫は機械に頼らず全て手摘みで行われます。蜂蜜のような極甘口のワインは、デザート代わりの食後酒はもちろん、この地方の名産品であるフォアグラや、青カビのチーズなどと合わせても素晴らしいマリアージュを楽しむことが出来ます。
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フランス南西ワインの生産者紹介
ドメーヌ ド パジョ(バロー家)/フランス南西
バロー家は、フランス南西部・ガスコーニュ地方の丘陵に位置し、3世代にわたって続くドメーヌです。「アルマニャックの都」として有名なオーズという街の近郊で、マヴィでの取り扱いはありませんがバローさんたちもアルマニャックを造っています。
他のぶどう産地にくらべ比較的湿度の高い海洋性気候の土地。湿気によってもたらされるぶどうの病気などのコントロールが難しいため、オーガニックでのぶどう栽培には高い技術と忍耐が求められます。そのため、この地方で実際にオーガニックに取り組んでいるドメーヌはほとんどないそう。しかしバローさんたちはそんな環境の中でオーガニックでのワイン造りにチャレンジしてます。
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シャトー ヴァン ド タン(ゴダン家)/フランス南西
ゴダン家はもともと都会に住んでいたIターン組。のんびりした農家さんというよりは、きびきびした活動家、といった印象を受けます。1987年、退職を機に、たったの1haの畑にぶどうを植えることから、ワイン造りを開始しました。
理論を勉強してぶどう栽培とワイン醸造の免許(BPA)を取得したり、近所の親切なワイン農家さんからは実践的なこと、例えば樹の剪定や手入れ、醸造などを学んだりしたそうです。しかし、慣行農業の農薬使用が受け入れられず、自然な方法で自分たちのぶどうを育てようと決意し、1991年にビオディナミ農法に転換しました。ビオディナミ農業組合(SABD)に加入して、定期的にデメター認証を受けています。
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シャトー ラピュイヤード(オリセ家)/フランス南西
オリセ家は、フランス南西部・ガスコーニュ地方の丘陵に位置し、3世代にわたって続くドメーヌです。「アルマニャックの都」として有名なオーズという街の近郊で、マヴィでの取り扱いはありませんがバローさんたちもアルマニャックを造っています。
元々ご実家がワイン農家さんで、ジョゼフさんは1976年からワイン造りに携わり、1999年からオーガニック認証を取っています。畑の面積は7ha。真南を向いて、非常に太陽がよく当たる傾斜地にあります。その美しい畑で、長い間特別栽培をしていましたが、オーガニックに転換しました。その結果、除草剤や農薬をすっかり使用しなくなったために、化学的農業でダメージを受けていた生態系が自然な状態に戻ってきました。現在、ぶどう畑は周囲の自然と調和しています。
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フランス南西の食事
フランス南西地方は食事が魅力的な地域といわれています。有名なのはやはりフォアグラ、また、ペリゴールは高級食材トリュフの産地として有名です。
そのほか世界三大青カビチーズとして日本でも有名なロックフォールなど、南西地方には名だたる食材が軒を連ねています。 またデザートも多種多様。ピレネーではガトー・ア・ラ・ブロッシュという円錐形のバウムクーヘンのような焼き菓子が名物で、結婚式にはこの独特のケーキが欠かせないのだそうです。
また、りんごを薄い生地で包んだアップルパイのようなパスティス・ガスコンなどがあります。
※左から…フォアグラパテ、黒トリュフのせスクランブルエッグ、豪華なチーズプレート
フランス南西 ワイン
おすすめ人気ワイン
ガスコーニュ キャトル セパージュ 白 3L
・商品番号:60002
・生産者:バロー家
(フランス・南西)
洋梨や白桃にハーブ、ミネラルも感じる清涼感に溢れた香り。キリッと冷やして楽しみたい軽快で清々しい白の3L箱ワイン(ボトル4本分)。
- 合う料理:野菜の前菜(マリネやサラダなど)、豆腐を使った前菜、豚肉を使った鍋、冷製パスタ
- 通常価格:8,140円 (税込)
- 会員価格:7,488円 (税込)
ガスコーニュ ベトゥラン 赤
・商品番号:60008
・生産者:バロー家
(フランス・南西)
飲みやすく、料理とも合わせやすく、比較的安価なオーガニックワインとして人気です。
- 合う料理:肉系タパスなどの軽めの料理、焼き鳥、チキンソテーなど
- 通常価格:2,640円 (税込)
- 会員価格:2,428円 (税込)
ドメーヌ ド パジョ(バロー家)/フランス南西
三銃士ダルタニアンの出身地で有名なフランスフランス南西地方ガスコーニュ。オーガニック農家は少なく難しい地だがそれでも高い技術力と忍耐で果敢にチャレンジするのが誇りと言い切る。妥協の無い徹底した品質管理が身上。
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シャトー ヴァン ド タン(ゴダン家)/フランス南西
フォアグラの産地で知られ「黒ワイン」と呼ばれるほど凝縮感のある赤ワインを産出するフランス南西地方・カオールで1987年にブドウ栽培を始め、1991年オーガニック認証取得。以降デメター認証も。夫婦二人三脚のワイン造り。
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シャトー ラピュイヤード(オリセ家)/フランス南西
ピレネー山脈麓、標高300mのまるで絵のような村。除草はお隣の羊、そのお礼はおいしいチーズ、そしてそのお返しはワイン。本当に豊かな人間関係、食卓がここにはあります。収穫は全量手で、醸造は低温でじっくりと。
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