ロワール ワイン
ロワールのオーガニックワイン
Loire
ロワールはパリの南西に広がるフランス最長のロワール河流域のワイン産地。フランスでは北方に位置するワイン産地ですが、大西洋の影響を受けているため緯度ほど寒冷ではなく、土壌が多彩なのでワインの種類が多いのも特徴のひとつです。
ロワールのワイン生産者
ボアザール家
ドメーヌ デュ モルティエ - Domaine du Mortier
トゥーレーヌ地区。両親から受け継いだ9haの土地で、2人の息子が1996年からオーガニックでワイン造り。AOCサン ニコラ ド ブルグイユは赤とごく僅かなロゼワインの産地です。ブルトン(カベルネ フラン;「ブルターニュの」という意味)がその美質を開花させる土地で、そのブーケは心地よく、生き生きとしつつも芯が強い、芳醇な赤ワインになります。仔ウサギ、家禽、ロースと肉と合わせて。
ショヴァン家
ドメーヌ ピエール ショヴァン - Domaine Pierre Chauvin
ドメーヌ ピエール ショヴァンは、ポール=エリック ショヴァンとその妻ミレイユ ヴィニュロン、そして義理の弟であるフィリップ セブロンの3人で運営しています。彼らは、ロワール原産で、特にアンジューの特徴的な品種であるシュナン ブランの魅力を広めるべく、ドメーヌの土壌を限りなく反映したワイン造りを目指しています。
ロワール ワイン特集
ロワールワインについて
ロワール河沿いの古城やワイナリーを訪ねるツアーが大人気という風光明媚な観光地です。2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
長きに渡りフランスの歴史の主舞台となったロワール。
カール マルテルがポワティエでイスラム教徒の西欧侵攻を防ぎ、シノンではジャンヌダルクが王太子シャルルの正当性を認め、オルレアンを開放。その古城アンボワーズではレオナル ド ダヴィンチが余生を送り、アンリ4世が宗教の自由を認めカトリックとプロテスタントの戦いを終わらせた勅令を発したのはナント。
歴史的に重要な街や古城が多く存在し、ワイン造りは王侯貴族や修道院を中心として発展しました。そのワインはフランス宮廷の社交場を彩り、愛されてきたのです。
※古城が点在し、その美しさから「フランスの庭園」と呼ばれたロワール地方
ロワールワインの基礎知識
ロワール渓谷地方はパリの南西に広がる、フランス最長のロワール河流域のワイン産地です。
フランスでは北方に位置するワイン産地ですが、大西洋の影響を受けているため緯度ほど寒冷ではありません。土壌が多彩で、ワインの種類が多いのも特徴のひとつ。また、ボルドーやボジョレーなどのように、地方全体に共通するアペラシオン(AOC)がありません。
白ワインが全体の52%、赤ワインが26%、ロゼワインが16%、スパークリング6%となり、様々な種類のワインが生み出される土地でもあるのです。
ロワールワインのエリア解説
ナント地区 Pays Nantais
大西洋の穏やかな海洋性気候の恩恵を受けた、フルーティでさわやかな白ワイン・ミュスカデの産地。ミュスカデには澱と接触させたまま寝かせたシュール リーという醸造法が適している。
アンジュー&ソーミュール地区 Anjou & Saumur
ワインの大半は白とロゼだが進化する赤(主にカベルネ)も見逃せない地区。テロワール(土壌)とミクロクリマ(微気候)により多種多様なワインが造られている。フルーティ、フローラルといったさわやかさが身上。ショヴァン家のドメーヌがここの地区。
トゥーレーヌ地区 Touraine
大西洋と大陸の影響を受けた非常に気候に恵まれており、ミクロ クリマやテュフォー(粘土・珪片岩/石灰質)の岩をくりぬいて作ったワインに最適なセラーもそのワインの品質に、その設備に恵まれた生産者にとっては、貢献している。ボワザール家のドメーヌがここの地区。
中央フランス地区 Centre-Loire
冬と夏の温度差の高い大陸性気候。主に単一品種のワイン。白が多いが、赤とロゼも造られている。サンセールの産地。
※左から…ボワザール家の畑、ワインを熟成させるカーヴ、多様なワインが楽しめる
パリっ子御用達のワイン!?
マヴィ店主田村安がパリに住んでいた1990年代は、パリっ子が何も考えずに気軽に飲むといえばロワールワインだったそう。パリに近い産地で親しみもあり、ブルゴーニュやボルドーに比べると価格も手ごろだったからとか。店主自身も、普段はロワール中心に飲んでいたので、個人的にも必ず取り扱いたかったワインでした。
注目されるオーガニックワイン生産者も多く、近年飲まれる機会が増えてきたロワールワイン。歴史書や小説を片手に優雅に楽しんではいかがでしょうか。
ロワールワインの生産者紹介
ドメーヌ デュ モルティエ(ボアザール家)/フランス ロワール
ボアザール家はファビアン、シリルのボアザール兄弟といとこのピエールが伝統とテロワールを尊び、力を合わせてワイン造りに取り組む若いドメーヌ。造るワインの95%はフランス国内で販売し、それもほとんど消費者への直接に近い形で販売しています。つまり彼らのワインは日本はもちろんフランス国外ではほとんど飲むことができない希少なもの。生産数もそれほど多くありません。フランス国内でも人気があるため、ドメーヌは常に在庫薄だそう。
ラベルデザインには現代的でカジュアルな印象がありますが、どのワインにもエレガンスがあり、口にするとはっとさせられます。
>>ボアザール家のワイン一覧へ
ドメーヌ ピエール ショヴァン(ショヴァン家)/フランス ロワール
ドメーヌ ピエール ショヴァンは、ポール=エリック ショヴァンとその妻ミレイユ ヴィニュロン、そして義理の弟であるフィリップ セブロンの3人で運営しています。彼らは、ロワール原産で、特にアンジューの特徴的な品種であるシュナン ブランの魅力を広めるべく、ドメーヌの土壌を限りなく反映したワイン造りを目指しています。
>>ショヴァン家のワイン一覧へ
ロワールの食事
ロワールの食は狩猟した肉(ジビエ)、海や河から獲れる新鮮な魚介類、フルーツ、野菜がふんだんに使われます。そしてなんと言ってもゲランドの塩が有名です。
サケ、キタカワカマス、スズキ、マス、イノシシ、シカ、キジ、きのこ類、チーズはナッティな山羊乳チーズ・ヴァランセはじめ多種多様。
トゥレーヌ地区の郷土料理である豚肉のリエットや、サラミ・ハム類などの豚肉加工品シャルキュトリ、テリーヌなども有名です。名産のプルーンを使った「豚ヒレ肉とプルーンのノワゼット」や、魚のすり身をムースに仕上げた「クネル ド ブロッシェ」などの名物料理があります。
デザートにはパイやペストリー菓子。特に生地と中身を上下逆にしてしまった失敗から生まれたタルト タタンやガトー ピティヴィエ(gateau pithiviers)と呼ばれるアーモンドクリームパイなどが有名です。
※お肉や野菜をたっぷり使ったロワールのお料理
ロワールワイン一覧
おすすめ人気ロワールワイン
SO2(二酸化硫黄)無添加の赤ワイン
・商品番号:57009
・生産者:ショヴァン家
(フランス・ロワール)
プラムや野いちごに紫の花、スパイスの香り。果実をそのまま搾ったようなピュアで優しい飲み口が心地良い赤ワインです。
- 合う料理:キッシュロレーヌ、シャルキュトリ(ハム、ソーセージ類)、テリーヌ、白身の肉など
- 通常価格:3,465円 (税込)
- 会員価格:3,187円 (税込)
ボアザール家の飲み心地の良い赤
・商品番号:45007
・生産者:ボアザール家
(フランス・ロワール)
ブルーベリーやプラムに紫の花、スパイスの香り。甘酸っぱい果実味でするする飲み心地の良いジューシーな赤ワインです。
- 合う料理:様々な食事にあわせやすい。シャルキュトリー、肉豆腐、鶏レバーのサラダ、鶏肉の濃厚ブルーチーズソース
- 通常価格:3,850円 (税込)
- 会員価格:3,542円 (税込)
ドメーヌ デュ モルティエ(ボアザール家)/フランス ロワール
トゥーレーヌ地区。両親から受け継いだ9haの土地で、2人の息子が1996年からオーガニックでワイン造り。まだ30代のこの兄弟、既にそのクオリティの高さは注目に値する。今後の活躍が大いに期待できる若き生産者。AOCサン ニコラ ド ブルグイユは赤とごく僅かなロゼワインの産地。ブルトン(カベルネ フラン;「ブルターニュの」という意味)がその美質を開花させる土地で、そのブーケは心地よく、生き生きとしつつも芯が強い、芳醇な赤ワインとなる。仔ウサギ、家禽、ロースと肉と合わせて。
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ドメーヌ ピエール ショヴァン(ショヴァン家)/フランス ロワール
アンジュー&ソーミュール地区。2005年からオーガニック農業へ転換。ロワール原産で特にアンジューの特徴的な品種であるシュナン ブランの魅力を広めるべく、ドメーヌの土壌を限りなく反映したワイン造りを目指しています。 かの有名なロワールの白の代表品種「シュナン ブラン」はまさにこの地で誕生しました。ロゼは半甘口が有名でこちらはそのままアペリティフかロースハムなどの軽いおつまみとともに。白はさわやかで香り高くミネラル感たっぷりでコクがあり、こちらは魚料理はもちろん、ソースを使った白身肉(子牛など)のステーキとどうぞ。ロワールのカベルネ フランの魅力全開の、複雑で濃密、フルボディの赤は、赤身肉(牛など)のローストやケバブがおすすめ。
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※外部参考サイト:ロワールワイン委員会公式サイト