Challange Millesime Bio 2011 銀メダル受賞
"ジャルダンスクレ"とは日本語で“秘密の庭"という意味です。この名の通り生産者カバニス氏の「最高のワインを造りたい」という思いから、所有している畑の中で最も適している部分で栽培された完熟のぶどうのみを使い、丹精込めて造り上げられた逸品です。タンクでの12ヶ月間の熟成を経て、瓶詰めまで1年半以上かかります。樽熟はしていません。
ドライフルーツを思わせる凝縮した芳醇な果実の香りに、スパイス感や香草(タイム)の香りが混ざり合い、コクのある後味が素晴らしい余韻を残してくれる存在感のあるワインです。
シャトー ド ルーのセヴリーヌさんも絶賛の美味しさ!!
~ジャルダンスクレ誕生秘話~カバニスさん談
2001年、シラーで出来のいいキュヴェがありました。そのぶどうをもたらした畑はオリーヴ畑の近く。他の畑から離れていて、周りは森に囲まれて、隔離されています。周りの人やウノローグ(醸造技術師)から、このワインは素晴らしいから普通にコスティエール ド ニームとして醸造するのはやめて、特別なワインにしようと提案され、みんなでブレインストーミングしました。そこで、ジャルダン スクレという名(日本語で「秘密の庭」という意味)、ボトル、エチケットデザインを決めました。みんなが応援してくれて、誕生したワインなのです。
基本となるシラー60%は、ずっとジャルダン スクレの由来となった畑で収穫しています。やはり、その秘密の庭には思い入れがあり、剪定など、丁寧に世話をしています。実は、樹はマヴィの創立年と同じ1998年位に植えたものです。ワインは古木ほどいい味が出ると言われていますが、若い樹なのです。
ジャルダン スクレは、今後どんどんよくなっていくポテンシャルがあるともいえます。
ジャルダン スクレの主要品種はやはりシラー。好きだからというよりも、色がしっかりつき、色々な香りがあり、表現力があって、コスティエールド ニームの特徴を出せる品種だと考えています。
自分にとってのジャルダン スクレですが、その味は、例えば男性的、女性的というような形容詞で単純に表すことはできません。とっておきのワインとして、誰か特別な人だけとのもの、大切な人だけにプレゼントするというような楽しみ方をしていただけたら嬉しいです。