一度はお試しいただきたいブラン ド ノワール
「黒の白」を意味するブランドノワールは本来赤ワイン用の黒ぶどうから造った白のスパークリングを指します。
ピノノワール100%のふくよかさと繊細さが相まった、エレガントなクレマンをぜひ一度お試しください。
うっすら琥珀を帯びた輝くイエローゴールド。細かい泡が立ち昇る。
グラスを近づけると、オレンジや白桃のコンポートにレモンバームなどのハーブ、蜂蜜や、アカシアの花も感じる華やかで気品のある香り。
口に含むと、繊細な泡が舌全体を優しく包み、その後に続く酸味、果実味ともにふんわり柔らかくエレガントに広がる。余韻に感じる蜂蜜とミネラル感が印象的。
5~7℃に冷やしてお楽しみください。
クレマン?シャンパン?違いは?
クレマンは
聞きなれない名前と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
シャンパーニュ。英語名だとシャンパン。
こちらは耳にされたことがある方も多いと思います。フランスが誇る偉大なワインの1つで、フランス北部に位置するシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン(=発泡性のあるワイン)です。スパークリングにはいろいろなタイプがあり、造り方は様々ですが、シャンパーニュの醸造には、瓶内2次発酵という特徴的な過程があります。これは、一度ワインを造って瓶詰めしてから、瓶の中に糖分や酵母を添加して2回目の発酵を起こし、その酵母の活動によって生じる二酸化炭素が、シュワシュワ~の泡になるというもの。
クレマンは、そのシャンパーニュ製法で造られるスパークリングの1つなのです。現在フランスには7つのクレマンがありますが、クレマン ダルザスは、「アルザスで造られるクレマン」という訳です。
≫クレマンについてのコラム
詳細は上記コラムをご参照いただくとして、クレマンの何がすごいかというと、普段なかなか手が出せないシャンパーニュとほぼ同じ製法で造られているけれども、「シャンパーニュ」ではない分、ずっと手が届きやすい価格であること(*)。
もちろん、それには「上質で本当に美味しい」クレマンであることが前提ですが、それでしたらまずお試しいただきたいのが、 17世紀からの歴史を誇るワイン農家、メイエー家が贈るこのクレマン ダルザス。
色は、透明感と深みを兼ね備えた薄いイエローゴールド。そのワインの中を美しく泡が立ち上がり、なんとも華やか。グラスに注ぐと同時に立ち上がる香りが鼻腔をくすぐり、それだけで顔がほころんでしまうほど。香りには、これがなくてはクレマンダルザスとは言えない、「白い花」や「さわやかな果実」が感じられます。味わいは、これは香りにも共通していますが、凝縮してかつふくよか、そして非常に広がりがあります。その一方、気泡は繊細で、丸みのある女性らしさを備えています。これが「本当に美味しいクレマン」でなければ、一体どんなクレマンを美味しいと形容できるのでしょう…。
その華やかさに酔い、その女性らしさに潤される、際立つ出来栄えのスパークリングワインです。
* 名前だけではなく、品質以前の問題として、地価の高い土地からくる税金、収穫は全て人の手で行うなど、それ自体に高価になってしまう要素があるので仕方ありません。もちろんシャンパーニュならではのテロワールもありますので、何を選ぶかは人+シチュエーションそれぞれです。
≫一度に飲み終わらない方におすすめの便利グッズ
グルメさん要チェックのメイエー家ワイン
レストランのガイドブック、ミシュランの星の数が世界で一番多いグルメの地、アルザス地方のワインです。アルザスはフランスの北東、ドイツと接する地域で、ドイツとフランス両方のぶどう品種が使用されます。アルザスワインはラベルにぶどう品種が記載され、細長い優雅な形のボトルに詰められています。
造り手のメイエーさんは17世紀から続く名門ワイン農家で、畑をはだしで歩いてしまうほど、ワイン作りを愛しています。収穫量も通常よりもかなり少なく制限して、ぶどうの品質を高めています。いい環境の畑で自然に育てられるぶどうは、味、香り、うまみが凝縮して、最高のワインを造ります。