飲むべきワイン
輝きのある、濃いブラックチェリーの色調。
ブラックベリーやブルーべリーなどの黒い果実やスパイス、ローストなど様々な要素が詰まった凝縮感ある複雑な香り。
ボディーはしっかりとしており、上品な樽香や、長く続く余韻、複雑味がある。今でも驚くべき完成度だがこの先20年は熟成を楽しめる。
ブルゴーニュで唯一赤白両方の特級畑がある秀逸な産地アロースコルトンの一級畑のワインです。
現段階でも美味しく召し上がっていただけますが、できれば手元で熟成させてから飲んでいただきたい素晴らしい仕上がり。若く、奥に良い要素がいっぱいに詰まっていて、時間がたつごとに少しずつ香りも開いてきます。
造り方
平均樹齢 |
20年 |
植樹密度 |
10000本/ha |
畑の情報 |
南東部の丘、コルトングランクリュ畑のすぐ下 |
土壌 |
粘土石灰質、ジュラ紀にできたOxfordian地層由来の酸化鉄分が多い珪土質 |
収穫量 |
44hl/ha |
収穫方法 |
全量手摘み |
酵母添加 |
決して行わない |
選果 |
手で選別した後、除梗する |
フィルター |
決して行わない |
清澄 |
決して行わない |
熟成 |
樽熟成15ヶ月 |
新樽比率 |
50% |
造り手の想いが詰まったワイン
現当主フランソワさんにとって理想的なワインとは、可能な限り、人の介入を必要としないワイン。
「土の営み」を尊重し、
(土壌汚染のもととなる除草剤や化学肥料は使わない。)
「ぶどうの営み」を尊重し、
(ぶどうの中に入り込むような殺虫剤や成長促進剤は使わない。味・色・香りの元となる光合成の作用を妨げない。)
そして「人間の営み」を尊重する。
(農業を通じて、農薬散布などで患う可能性がある様々な疾患を食い止める。)
ブルゴーニュという銘醸地でそれら全ての「VIE(生命の営み)」を尊重したワイン造りを実践しています。
自分たちの行動や作業工程がその土地の特性がワインに反映する。その熱い想いと行動がしっかり色・香り・味わいにも反映されています。