特級畑の辛口白ワイン
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の果物や、林檎の蜜、フレッシュなハーブに、ジャスミンを思わせる白い花の芳香が華やかで特徴的。ミネラル感もしっかりと感じる。この上ない気品を感じる香り。
凝縮感のある果実味とシャープな酸味。強靭な酒質を感じながらも、その仕上がりは非常に繊細。
長い余韻の最後には華やかな白い花の芳香がふわりと優しく香る。
今まで味わったことのないような、ひとクラス上の「繊細さ」を教えてくれる、いつまでも記憶に残りそうな白。
オーストリア、クレムスタールの辛口白ワイン。
素晴らしい熟成とボリューム、典型的なリースリング、将来への可能性が申し分ない。
ERSTE LAGE格付。
※24本限定入荷
※ステイングラーベン(単一畑、訳:石だらけの墓、水路):特級畑
※砂利、一部はレス
※ぶどうは茎を取らずに絞る前に少しだけ破砕、ステンレスタンク
※スクリューキャップ
※生産量ごくわずか
マントラーホフより
DACクレムスタール
クレムスタールはDAC産地呼称制度を適用したワイン生産地としてオーストラリアで最初に国際的に知られるようになりました。2,200ヘクタール未満のぶどう園から成るクレムスタールは、世界的に高品質でミネラル感のある白ワイン、主にグリューナー フェルトリーナーやリースリングなどで知られています。この評判は他の2つの有名な地域、ヴァッハウとカンプタール(いずれもクレムスタールの近く)とも共有しています。これら2つの地域はまだDAC産地呼称制度を採用していません。
クレムスタールワインは素晴らしいけれども、ヴァッハウやカンプタールのワインなどのように実際のところ明確には定義されていません。ワインメーカー、シュタット クレムスのフリッツ ミースバウワーやシュティフト ゲットヴァイク達は「今、DACを取得して、消費者はクレムスタールワインのぶどうやスタイルを正しく知ることになるだろうと私たちは考えています。」と言っています。
クレムスタールDACはグリューナー フェルトリーナとリースリング種だけを使用する二層構造のシステムです。ワインはアルコール度数が12-12.5%の辛口で軽いスタイル、またはアルコールが最低でも13%の辛口でしっかりした「レゼルヴェ」のどちらかとなります。
クレムスタールは2003年にシステムが導入されて以来、DACを取得したオーストリアの19のワイン生産地の中で4番目になります。他のDACの地域はヴァインフィアテル、ミッテルブルゲンラント、トライゼンタールなど、皆、国際的にはあまり知られていない評判を大きく育てようと努力しています。
レス(Loess)
レス土壌は氷河期に風によって堆積したもので、広く普及している土壌です。クレムス西部に台地を形成しています。地質学的にはとても若く6万年から1万年ぐらいです。クオーツ(石英)、長石、マイカ(雲母)、カルサイト(方解石)から成ります。後者は台木の活用に特に重要です。レスの多孔性との組み合わせは私たちのワインの基本的な個性に大きな影響を与えています。台地の良く知られた例としては中国の景観に影響を与えた広大なレス(黄砂)があります。