ローヌ ワイン
ローヌのオーガニックワイン
Rhone
ローヌはフランス南部のローヌ川流域、南北に約200kmに広がる地域です。AOCワインの数はボルドーに次いでフランス第2位。お手頃で良質なワインが多いのが特徴です。大陸性気候で夏の暑い日差しを浴びたぶどうから作られるワインは果実味豊かで親しみやすい味わいが楽しめます。
ローヌのワイン生産者
カバニス家
ドメーヌ カバニス - Domaine Cabanis
ビゼーのオペラで有名なアルルの西方で、17haの畑を所有。収穫は手摘み、不本意な出来のワインは格下げ出荷と、頑固一徹のワイン造り。一方ダンス好きで話上手な一面も。魅力的な人の造るワインはやはり魅力的です。
モアン家
ドメーヌ ド ベレール ラ コート - Domaine de Bel Air la Côte
南仏、ローヌ川河口の大湿原・カマルグ自然公園を望む素晴らしい土地に30haの畑を所有。畑の半分は樹齢30年以上で、最も若いもので1992年、最も古いものは1930年に植樹されたもの。オーガニック転換は1999年。
アシャール家
ドメーヌ アシャール ヴァンサン - Domaine Achard-Vincent
ローヌ川の東、ドローム川沿いの丘陵地で6世代に渡りぶどうを栽培。化学肥料、除草剤の使用はドメーヌ史上一度もなし。よく熟したものだけを手で収穫、醸造。6代目よりビオディナミを実践しデメター認証も取得しました。スパークリングワインしか造らない泡一筋の職人肌。
ローヌ ワイン特集
ローヌワインについて
色の濃いワインができるローヌのぶどう
ローヌ地方はフランス南部のローヌ川流域、南北に約200kmに広がり、多彩な種類のワインが産出されるこの地域は紀元前6世紀頃からぶどう栽培が始められたとされており、AOCワインの数はボルドーに次いでフランス第2位の多さです。
ローヌでは産出ワインのおよそ9割近くが赤ワイン。大陸性気候で夏の暑い日差しをいっぱいに浴びたぶどうから造られるワインは、果実味豊かで、木陰のテラスで楽しみたいような親しみやすい味わいです。
マヴィではアルルやニームの町にほど近いカバニス家や、日本の食卓にぴったりのテーブルワインを造るモアン家、スパークリングワインのみを造る泡職人のアシャール家などやはり個性豊かで多種多様なワインが楽しめます。
品種も南北でそれぞれ特長がありますが、北部では赤ワイン用にシラーや白ワイン用のヴィオニエ、南部では赤ワイン用にグルナッシュ、カリニャン、シラー、ムールヴェードル、白ワイン用にはクレレットやルーサンヌなど地区によっても様々な品種が扱われます。
歴史を感じて歩くローヌの景色
カバニス家から車で30分ほどの場所に、フランス最古のローマ都市ニームがあります。
ニームの紋章には、やしの木につながれたワニが描かれているのですが、これはこの地方から出土したコインの絵柄に由来します。かつてローマ帝国時代にアウグストゥスがエジプトを支配した際、兵士たちにこのニームの地を褒美として分け与えました。そのとき、勝利を意味するやしの木にナイルの象徴であるワニをつないだデザインのコインを製造したのです。
ニームでは今でもこの出来事を讃えて、町のいたるところにやしの木とワニのモチーフがあります。市庁舎にはなんと宙吊りのワニの剥製も……。
ニームには世界遺産に登録された1世紀の水道橋ポンデュガールや、メゾン・カレ方形の家、エレーネ(円形闘技場)などのローマ時代の遺跡が数多く残っており、この地の深い歴史を感じることができるのです。
※左から…吊るされたワニ、円形闘技場、ポンデュガール
ローヌワインの生産者紹介
ドメーヌ カバニス(カバニス家)/フランス ローヌ
アルル近郊の村はずれに畑をかまえるカバニスさんは、自身の農場にワイン農家の見学コースを設けたり、定期的に試飲会を兼ねたランチパーティーを開催したりと、積極的に楽しくオーガニックワインを知ってもらうことに熱心です。毎年季節限定で発売する桜オーガニックはカバニスさんが来日した際に見た日本の桜にインスピレーションを受けて生まれたロゼワインです。
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ドメーヌ アシャール ヴァンサン(アシャール家)/フランス ローヌ
ヴァレデュローヌ地方の東、ドローム河沿いのディというエリアの山奥に住むアシャールさんはなんと5世代前にぶどう作りを始めてから一度も農薬を使ったことがありません。アシャールさんの家から見える光景はまるで絵本の中ように美しくため息が出るほどです。スパークリングワインしか造らない泡職人のアシャールさんのワインはキレのあるきれいな味わいを楽しめます。
>>アシャール家のワイン一覧へ
ローヌの食事
ローヌ地方ではハムやソーセージなどの肉加工品、チーズなどの乳製品がよく食べられていますが、ワイン同様、南北に長い地域では食べられる食材やお料理も様々です。ここではマヴィのローヌワインにおすすめのレシピをいくつかご紹介します。
スパイシーな印象の赤ワインには、同じくスパイス使いが特徴的なエキゾチックなお料理を合わせて楽しんでみてください。またこの地方ではシェーブルチーズが良く食べられており、赤ワインの果実味がミルキーな美味しさを引き出してくれるでしょう。カジュアルな仕上がりが多い赤ワインは野菜の滋味を感じるレシピと合わせてぜひお楽しみください。
またやや甘口のスパークリングはナッツをつかったクッキーや、果物のソルベと。またアシャールさんのクレマンはボリュームたっぷりなのでローストしたチキンや羊などのメインと合わせても大丈夫ですよ。
ローヌワインと楽しむごちそうレシピ
カジュアルな赤ワインと楽しむエキゾチックスパイスレシピ
スパークリングワインと楽しむさっくりおつまみレシピ
※左から…チーズ、食卓を囲んで、揚げパン