フルボディでリッチな味わいのカヴァ
透明感と輝きのあるゴールド。熟成感が伝わるような濃い色合いです。
グラスに注いだ瞬間に凝縮感のある香りが立ち上がり、熟したリンゴやリンゴの蜜、梨、アプリコット、ピーチ、パイナップルやパパイヤなどの南国系果実も感じます。ハニーサックルやアカシアの花、ハチミツやバタースコッチ、若干のバニラ香も。
口に含むと繊細な泡が広がり、落ち着いた酸味とほど良い果実味を感じます。香りと同じようにリンゴやアプリコット、南国フルーツなどの風味にアカシアの花やバタースコッチなどのニュアンスも加わり、複雑味をしっかりと楽しむことができます。重厚なボディを感じる味わいです。
酸味は落ち着いていて、長い余韻も楽しめます。
時間と手間をしっかりとかけられたカヴァであることを実感できる逸品です。
一般的には爽やかな印象のカヴァですが、こちらは複雑さと飲みごたえのあるフルボディ。パエリヤなどのしっかりとしたお料理とも合わせられますが、まずはぜひそのままワインだけを楽しんで丁寧に造られた味わいを感じてみてください。
カヴァとシャンパーニュの良いとこ取り
地場品種のボバルを使った「モン」からスタートしたコティーノ家のモンシリーズ。デイリーに楽しめるブレスシリーズに対して、モンシリーズはこだわりを詰め込んだ高級感あふれる仕上がりです。
コティーノ家では先に「ソロ」シリーズでカヴァを造っており、こちらは爽やかで飲みやすく、日常の食卓にも馴染みやすい味わいです。
今回発売の「モン カヴァ ブリュット ナチュレ」は門出のリキュールを加えないノン ドサージュで辛口に仕上げながらも、樽熟成のリッチさと複雑さも加わり、飲みごたえと満足度がさらに高くなっています。
ぶどうは収穫の10日前に一部の葉を取り除くことで、より糖度が高まるように調整。夜のうちに手摘みで収穫し、収穫時と収穫後の2回をかけてぶどうを選別します。
除梗したぶどうは8℃の低温でマセラシオンを36時間行い圧搾。果汁は24時間静置させたあとに、400リットルのアメリカンオークの新樽で発酵させ、そのまま澱に触れさせながら熟成させます。
まさに爽やかなカヴァと重厚なシャンパーニュの良いとこ取りをしたような、高級感のあふれるカヴァです。
マヴィ代表の田村もコティーノ家のモンシリーズは「驚きのクオリティ」と絶賛。
1752年のワイン農場の面影を残す、元廃墟から生まれる極上のワイン
コティーノ家はブレスシリーズなどを造る「アランレオン」とモンシリーズを造る「モンテサンコ」の2つのワイン農場があります。
モンテサンコの館は、1882年にこの地域の領主で政治家のフィデル・ガルシア・ベルランガの館として建てられました。ちなみにこの領主の孫はスペインの有名な映画監督ルイス・ガルシア・ベルランガです。
1752年にはすでにワイン造りをしていた記録があり、今回の建物修復の際に地下には造り付けのワイン醸造タンク室が発見されました。部屋全体がワイン醸造タンクになっており、内壁や天井にはバレンシア名産のセラミックが敷き詰められ、さながら宝石箱のよう。現在はワインの貯蔵や特別なテイスティングルームとして使われています。
歴史とロマンを感じる舞台で作られた珠玉のワイン「モンシリーズ」をぜひお試しください。

より多くの人が楽しめるワインを目指して

コティーノ家の全てのワインラベルには点字が採用されています。(スペイン語ですがアルファベットの点字表記は日本でもスペインでも共通です)
またワインを清澄する際に動物性のたんぱく質を使用しないため、ヴィーガンの方も楽しむことができます。ラベルにもヴィーガンフレンドリーのマークが記載されています。
様々な観点からより多くの人が楽しめる工夫がされたコティーノ家のワイン。
コストパフォーマンスの高いデイリーワインから、樹齢100年のぶどうを使った特別なワインまで、バラエティ豊かなシリーズをお楽しみください。