オーガニックワインを輸入、紹介、販売するマヴィ
エコなライフスタイルを提案する雑誌リンカラン
エコツーリズム一筋の旅行会社リボーン
エコな3社が集まったら、こんなにステキなツアーができました。
2008年、季節も最高な6月、マヴィワインの生産者を訪ね、南仏プロヴァンスを体験する旅の始まりです。
レポートはマヴィの長谷川がお送りします。
成田を発って、一路最初の宿泊地エクサンプロヴァンスに向かう。この日のパリの気温は何と14℃!驚くほどの涼しさに天候が不安になる。案の定南仏も思ったよりずっと寒い。ここ数年の「6月はものすごく暑く、8月に気温が下がる」というパターンが今年は完全に狂っている。
少し郊外にあるホテルはとても静かで、疲れた体を休めるのにちょうどいい。
Escale Oceania Aix En Provence
Avenue de la Cible, Aix En Provence 13100
Tel: 33 (0) 4 42 37 58 58 Fax: 33 (0) 4 42 37 58 59
元気な皆さんは歩くと30分ほどかかってしまう街まで早速散策に。私はフロントでバスがあることを確認、MさんOさんとともに1時間ほどの散歩を楽しみに出発。まだ9時になるかならないかの時間だからお店もほとんど閉まっていて二人には残念だったけれど、フランスに上陸して初めての街散策を十分に楽しんでくれたようだ。
そんなこんなで再び全員ホテルに集合したところで、本日の、そしてこの旅の一つめの目的地であるプロヴァンスのドウェル家を訪問。予定していた11時よりも20分ほど早くドウェル家に到着。アランが出迎えてくれた。

バスから降りてくる全員と握手するアラン。
この段階ではまだまだ緊張気味の参加者たちもこれから数時間後には、「もう離れたくない」「本当に来てよかった・・・」と既に発言することになる。
まずは畑の案内から。

画家セザンヌが好んで描いたサントヴィクトワール山が見える。風光明媚。
ひと足早くフランス入りして、2軒ほど生産者さんを既に回ってきた社長の話では、5月は天気がよかった日が10日あったかどうかというくらい、雨が降ったという。アランのところはどうだったのかしら、、、…とドキドキしているとやはり5月は雨ばかりで、私たちが訪れた今日、初めてこんなに風が吹いている(確かにすごいミストラル[季節風]が吹いていて、食事のときは寒さから逃れるために、三度テーブルを動かしたほど)という話。幸いここは、少々の雨でもこうした非常に強い風が一気に乾燥させてくれるから、そうでない地域に比べればずっと心配は少ないものの、やはり比較的病気に弱い品種であるグルナッシュには少しベト病が葉についていた。

葉だけにとどまれば、葉に穴があくだけで済むが(もちろんそうはいっても、葉は光合成をして樹全体に栄養を作ってくれる大切な組織だから病気にならないに越したことはないが)、これが実についてしまうともう終わりだ。カラカラの干からびた房になってしまう。だから今の病気対策はとても重要で、病気のついた葉は取り払う、そしてこれ以上カビが蔓延しないように硫黄を使って退治するのだそうだ。
ブドウの花の盛りは過ぎたものの、まだ少し残っている樹もあって、皆さんは初めて見るブドウの花に目を凝らす。というのも、ブドウの花というのはブドウの房の実を全部取ったところを想像してもらうと、その1つ1つの実がついている先っぽに糸よりもずっと細いホワホワしたものがついているだけだから。香りも本当に微か。

ただ花の時期にブドウ畑に入るとこの微かな香りに囲まれて本当にいい気分だよ、とアランは語る。またふむふむとうなずく皆さん。小麦やひまわり、そしてオリーブを見ながら畑を一周して、次はカーブに。

ブドウがないので想像しづらかったかもしれないけれど、収穫後発酵、醸造がどのように行われていくかを説明してもらう。いつも飲んでいるあのロゼや白、赤がここでこんな風に姿を変えていると知って、みんな話を聞くにもがぜん力が入っている様子。ちょうどBIB(バッグインボックス=箱入りワイン)の袋詰め最中だったので見せてもらう。

瓶詰めの場所、ストックの場所を見た後は、ローマ時代から一度も枯れたことのない湧き水で手を洗い、のどを潤す。日本に来たことのあるアランが買った木のひしゃくがそえられていて、何とも不思議な感じ。

そしていよいよお食事。
ここからは奥さんの出番だ。お友達の手を借りて、数々の料理を準備して待っていてくれた。地元のオーガニック農家から買った野菜、すぐ近くで作られているシェーブル(山羊のチーズ)がふんだんに使われたお料理に、もちろんアランのワインがテーブルにどっさり!トマト、ズッキーニ、シェーブルを使ったキッシュ、なすのキャビアという名前のなすを使ったペースト、ニース風サラダ、蜂蜜とクミンを使ったにんじんの煮物、オリーブのマフィン、メロン、チーズ、そしてデザートも奥さん手作りの赤いフルーツのソースがたっぷりかかったヴァシュラン(メレンゲ菓子の入ったアイスクリーム)まで。見た目の美しさはもちろん、口に入れた瞬間、あちこちから歓声が聞こえる。「あれは食べた?」「これ、すごく美味しい!」「あ、あれも食べてみたい、回して〜」と初対面の人ばかりが集まったとは思えないほど、みんなの会話も弾み、テーブルから見る見るうちに食べ物がなくなっていく。


料理はすべて、まずロゼは文句なしに合う。
南仏の夏は本当にロゼなのだ。かつてフランスに一年暮らした時にお世話になっていたコート ダジュールの家でも基本的にワインはいつでも地元プロヴァンスのロゼだった(滞在時期3月〜7月)。ご自宅でも、トマトやなす、またオリーブやオリーブオイル、にんにくなどを使った料理にはぜひぜひロゼを合わせてみていただきたい。
さっぱり気分を盛り上げたいなら白。ただし今回のメニューでは、キッシュ、ニース風サラダ、シェーブルがおすすめ。それ以外の料理には少し物足りないかもしれない。
もちろん赤も合わせたが、まったく問題はない。野菜が主役のお料理でも、やはり地元の素材、地元の料理には地元のワインということなのだと思う。アランのワインには果実味もあるのでもいいのだと思う。なすのキャビア、オリーヴマフィン、チーズは特によかった。
アランの赤はそのまま飲んでも本当においしいので、食事が一段落した後も、多くの方が飲まれていた。
皆やはり、ヴァールファンが多いせいか、興奮気味でした。
パンシナのワインはどのお料理にも合いました。
コート ド プロヴァンスのロゼが人気でしたが、
赤も、白も、雰囲気もあったせいか、本当に美味しかったのを覚えています。
ドウェルさんのお庭から見える絶好の景色でお料理とワインが飲めるのは
本当に贅沢な体験でした。
一番ひいきにしているドウェルさんのワインがここでこんな風に造られていると知って、本当に感激。ますます離れられなくなりそう!
料理のおいしさも、ワインのおいしさもすばらしい!しかも地元のオーガニック素材をいつでも使えるなんてうらやましい。
チーズが臭くなくて、びっくり。絶対だめだと思っていたのに、これなら食べられます。キッシュに入っているのもすごくおいしい。ロゼワインが幸せ。
食事の終わりに全員自己紹介をして、名残惜しくも、後ろ髪を引かれつつも今日の宿泊地アルルへ。
本当に大満足。
この旅では、いかに家できちんと作られた料理が美味しいかが、みんな本当によくわかったと思う。

次の目的地へ出発。
Erick & Madeleine Vedel
Cuisine et Tradition School of Provençale Cuisine
30 tue Pierre Euzeby, 13200 Arles
Tel: 33 (0) 4 90 49 69 20
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