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ヨーロッパのおいしい家ごはん〜ワインが美味しい、みんな幸せ〜

ふわっと軽くて甘ずっぱい
オレンジチーズムース、ココアの香り

ハナミズキ

ハナミズキ

美しかったピンクの桜はすっかり緑濃い葉が茂っています。入れ替わるようにハナミズキや山吹がきれいに咲いています。どこのお宅の玄関先も花が咲き乱れ、春爛漫!という感じ。白やロゼをキリッと冷やして飲みたくなる季節がいよいよ到来です。

春は柑橘類が美味しい季節ですね。こたつとみかんが冬の代名詞のようになっているので、私には何となく冬っぽいイメージがあったのですが、夏みかん、はっさく、いよかん、ネーブル、文旦といった昔からなじみのあるものに加え、最近ではデコポン、清見オレンジ、セミノール、小夏、日向夏、たんかんなどなど、すごくたくさんの種類を目にするようになりました。

私はアロマオイルでは、スウィートオレンジが大好きで、もちろんバラやラヴェンダー、サンダルウッドなど他にも好きな香りはあるのですが、気分が上がるというか元気が出てくるのはやっぱりスウィートオレンジ。他にも中に含まれるタンジェリンの香りにやられて、ジョンマスターズオーガニックのヘアワックスを愛用していたりします。髪への効果以上に、ふたを開けて手と髪につけているときの至福の香りがたまらないから。でもいかにもな人工的なオレンジの香りは×なんですけどね。

セミノールとはっさく

セミノールとはっさく

オレンジと言えば、バレンシアオレンジ。スペインでは本当にあちこちでオレンジを目にすることができます。セビリアの町では街路樹もオレンジ。誰も手をつけずこのまま放っておくなんてもったいない、と思っていたらジプシーたちがわっとかごを持ってやってきて、ゆすって→落として→拾って→去っていく(笑)場面を見たりもして、なるほど社会はこんな風になっているのね、と妙に納得したこともあります。それから、2008年の夏、廃食油を集めて、それを車に積んだバイオディーゼル精製機でバイオディーゼルにして、その燃料で世界一周をするという山田周生さんとの旅(バイオディーゼルアドベンチャー)に一部ご一緒させていただいたときも(その様子はこちらから読めます。山田さんは震災時、偶然居合わせた東北で、今もずっとバイオディーゼルカーを活用して被災地を助けておられます。先日は東京のアースデーに車ともども来られていたので、見かけられたりお会いになった方も多いかもしれません)、スペイン中部の町クエンカというところから、バルトラさんの家に向かい、その後フランスのブーリエ家に向けてずっと海岸線をドライブしたのですが、見えるものはひたすら、ただひたすらオレンジの木ばかり。その面積の広さ、栽培距離に圧倒されたことは今も記憶に新しいです。

オレンジオイルとヘアワックス

オレンジオイルとヘアワックス

スペインではオレンジジュースと言えば生絞りが当たり前なのもうなずける生産量です。上記のバイオディーゼルの旅では最初の1週間はずっとキャンプ場で寝起きしていたのですが、そこに併設されている小さなバルでの朝ごはんが、こんな田舎のキャンプ場なのに?というくらい、そのフレッシュなオレンジジュースもカフェコンレチェ(いわゆるカフェオレ)も本当に美味しかった。当時は大変だったけど、今思い出すとすごい体験をさせてもらったなあと感慨深いです。

そんな訳で今日はオレンジを使ったレシピを。セミノールという皮の色がすごく濃いオレンジを使ってさわやかでクリーミーなデザートを作ってみました。今まさに旬なので、ぜひぜひお試しくださいね!


材料(4〜6人分)

出来上がり

  • セミノール(オレンジでも) 2個 ※皮を使うので、オーガニック推奨
  • クリームチーズ 200g
  • 卵 2個
  • 砂糖 シロップ用 大さじ2杯、ムース用 80g
  • 水 1/2カップ
  • 塩 少々
  • ココア 大さじ1杯

つくり方

  1. クリームチーズは1時間前には冷蔵庫から出し、室温にしておきます。
  2. オレンジ1個は皮の表面をよく洗い、よく切れる包丁で薄めに輪切りにし、鍋に入れます。残りのオレンジは果汁を絞り、半分を先ほどの鍋に入れ、残りは取っておきます。
  3. [2]のオレンジの入った鍋に大さじ2杯の砂糖と水1/2カップを加え、中火にかけます。沸騰したら弱火にして2〜3分煮て火を止め、そのまま自然に冷まします。
  4. クリームチーズをボールに入れ、砂糖80gを加えて、泡だて器で滑らかなクリーム状になるまでよく混ぜます。
  5. 卵白と卵黄に分け、卵黄を[4]のチーズに入れ、引き続きよく混ぜます。
  6. 卵白はほんの1つまみの塩を加えて、固くなるまで電動泡だて器でしっかりと泡立てます。
  7. [6]の卵白を[5]のチーズクリームに加え、泡が壊れないように優しく混ぜ合わせます。
  8. [7]を2つのボールに分けます。ボール1には[2]でとっておいたオレンジ果汁を加え(大さじ1〜2杯程度)混ぜ合わせます。ボール2にはココアを加えてやはりよく混ぜます。
  9. ガラスのカップに、[3]のオレンジシロップを小さじ2杯ほど入れ、まずはココアの入ったクリーム、その上からオレンジクリームを流しいれ、最後にシロップで煮たオレンジをそっと載せます。
  10. 冷蔵庫で2時間以上冷やしてできあがり。

※オレンジシロップは砂糖を大目にしてしっかり煮詰めて、とろみをつけて上から流しても良いです。またこのシロップにデリスドランジュを加え、スポンジケーキやビスケットに染ませて、カップの底、ココアクリームとオレンジクリームの間に入れたらもっと本格的に。砂糖の量は好みやオレンジの酸味や甘みに応じて加減してください。

合うワイン:デリス ドランジュ(オレンジ リキュール)ジュランソン(甘口)白、 グラーヴ スペリュール 貴腐(終売)、アルザス ゲヴェルツトラミネール 白

2012年5月7日

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hiroyo

1998年にフランスで1年間生活し、複数のオーベルジュでフランス家庭料理をみっちり仕込まれる。
その後も毎年最低1回3ヶ月はフランスを訪れている。
フランス滞在時はオーガニック農家民宿(通称「山の家」)で料理人として働くプロ。
作る料理はもちろん美味、ワインにぴったりです。


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